払暁 雷鳴と豪雨の中で朦朧。 疲れがたまっているのか、布団からなかなか出られません。 6時45分のマキノ町防災無線定時放送(毎日マキノ町の情報を大音響で茶の間に押売りしてくるニクイやつ)を聞いて、エイヤと羊水の中から飛び出しました。
午前は純米大吟醸の新酒を1.8リットルビン600本強、生酒のままビン詰め、午後と明日ですべて火入れしてしまいます。
午後は火入れを小林、早藤両君にまかせ、近江銘酒蔵元の会・純米新酒頒布会のお酒を滋賀酒販本社まで配達です。
滋賀酒販は滋賀県卸会社の雄(というかライバルのO酒販が倒産したため一人勝ち状態)で、大津市の玉野浦に本社ビルをかまえておられます。
お酒を納品後、経営相談室のS氏と意見交換。 蔵元の会は20の蔵元の寄り合い所帯、滋賀酒販さんは県下6ヶ所に支店をかまえておられ、メーカー各社、卸会社の各現場が、ひとつの目的意識ををもって、頒布会を実施する難しさを感じました。
帰りに海津大崎のお花見でご一緒した浜大津のO酒店を表敬訪問。帰途につきました。
夜9時ごろ今津までたどりつくと、積載重量40トンの大型トレーラーが自衛隊のジープの先導で移動するすぐ後ろについてしまいました。
何事かと乗っけているシートをかぶった大きな鉄の塊をまじまじ見ると、大砲がこっちを向いています。74式戦車を搬送しているところにぶつかってしまいました。
マキノ町のとなり今津から新旭町にかけては饗庭野演習場という旧陸軍から使われている演習場があり、現在、戦車の部隊と、航空自衛隊の地対空ミサイル、パトリオットのサイトがあります。地雷の処理も行なわれており、小泉総理も現場を視察においでになったことがあります。
どうやらそこで運用している74式戦車をどこかへ移動するようでした。
昔は自衛隊員のみなさんも、よくお酒をお呑みになり、今津の居酒屋さんもはやったようですが、いまではそれほどでもないようです。
たまに、北海道や九州の自衛隊の駐屯地近くの方に「竹生島」を発送してほしいという注文をいただくことがあり、自衛隊つながりで弊社のお酒も全国にひろがっているのだなと感じています。
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