海津ほろよい日記
湖畔の酒蔵 ほろよい社長の日常

2003年04月28日(月) 浄夜

海津祭りの宵宮の日、各家庭では掃除をしたり、お酒を準備したり、御馳走をつくったり余念がありません。

昔は周囲の部落からお世話になっている人をたくさんお招きしたようですが、いまはそれほどでもないようです。

かくいう吉田酒造も昭和の30年代は取引先の酒販店を全部お招きし、巻き寿司を100本近く準備したと大奥様がいつもこの時期こぼします。むかしは娯楽がなくて、お祭りや、盆踊りなんかが楽しみだったのでしょう。

お酒といえば、日本酒をさし、ビールや酎ハイ、ワインなんてものもなかったので、お祭りともなれば、日本酒の出荷が目に見えて増えたものです。

7時前、明日おみこしを担ぐ青年会のメンバーが、海津天神社でお払いを受けるために、ほとんどヘロヘロになって弊社前を通過。いつもの都都逸(どどいつ)調の海津祭り唱をがなっていました。

一行がとおり過ぎたあとは、ほとんど通る車もなく、海津の町の家々には御神灯が灯されて、静かで清浄な雰囲気につつまれます。

さて明日は海津祭り本番の日。熱くなりそうです。



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