にっきちゃん。

2001年03月31日(土) 許して、R・・・。




今朝。
午前中の仕事を終えて。
帰ってきて、Rの部屋をノックしました。


もう、Rはいませんでした。
・・・わかっています。
でも、もしかして・・・なんて、ほんとバカみたい。
・・・ドアの前で立ったまま涙がどんどんでてきました。
人に見られるかもしれないのに、声を出して泣きました。



Rは今朝、私達が出勤した後引っ越していったのでした。
部屋も、カラッポでした。
いつも見えるあのかわいい、青いカーテンも窓からは見えませんでした。
もう、いつもこの時間に聞こえるRの足音も、下の階にいる私には
聞こえてきません。


綾の部屋の、ドアの前にRが、
『綾ちんもらってよー』
って前いっていた木のイスがぽつん、って置いてありました。


本当にいなくなっちゃった。
昨日の夜は一緒に笑ったのにな。


こんなに寂しくたって、今日、ウチの会社はみんないつものように
いつもの仕事が進んでいきます。
今日の昼からの仲居さん達のミーティングにRがいなくたって
いつものように進んでいくのでしょう。


仕事中も、何かをするたびにRをイヤでも思い出してしまいます。
なにか、なんだよそれ!ってことがあると後でRにいわなきゃ、って
ココロが勝手に思ってしまいます。
それで、あっ・・・もう、いえないんだっけ、って気付きます。


彼女がいなくなって、まだ一日目なのに何回その感情を
抱いた事でしょう。


その度に仕事中なのに、ココロがいたくていたくて
寂しくて寂しくて
涙がでそうになってしまいます。



ただの友達なのに、まるで恋人とわかれたときのように
私は・・・。


今カミサマに何でも一つだけお願い叶えてあげるっていわれたら、



「Rをかえして下さい。お願いです・・・。」


そう、いうでしょう。



コイビトでもないのに・・・
友達との別れがこんなに胸に迫って苦しいのは、生まれて初めてです。




本当に本当に、もう、ココにはいないんだよね。
本当だよね。


だって、部屋、からっぽだもん。
上からは何の音もしないもん。


本当なんだよね・・・。



R、帰ってきてほしい、と願ってしまう私を、許して。
まだいなくなったことにこんなに泣いている私を、許して。
まだ信じられない私を、許して。


あなたの決めた道なのに。
あなたの、進む道なのに。



いつまでも苦しんでいる私を、許して・・・。




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綾 [MAIL]

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