すっごく仕事が忙しくて、年末年始も仕事三昧。 もちろん嫁の仕事もそこそここなし、実家のキッチンの大掃除を手伝ったりした。
久しぶりに日記を書くので、近況報告も兼ね。
まず、上の子は相変わらずマイペースで、受験生らしく勉強勉強といった感じはない。 勉強時間は、塾にいる時間が増えた分増えたが、それ以外はいたって普通で、 塾から帰ってきても一緒にテレビを見ていたりする。
本来なら親が注意して見せないようにすべきなんだろうけど、 塾の休み時間の15分間では夕食分のお弁当を食べきれない娘、 帰ってきてからお弁当の残りと家に用意してある夕食とを食べるのである。 その間、テレビを見ながら食べることになるのだ。
最近で言えばコトー先生(スペシャル)も観たし・・・。
娘はいたってマイペース。 変わってきたのは周りである。
私もしかり。 願書を書くことで夫と喧嘩。
ちょっとしたことで夫は腹を立て怒りをあらわにする。 そして私はそれに腹を立てる。
子どもの勉強を見てやるわけじゃない。 説明会に行くわけでもない。 それなのに文句だけ言われるなんてたまらない。 喧嘩になる。 夫も夫なりにいろいろ考えているのもわかるけど、考えているだけでは何もしていないのと同じなのだ、私にとって。
もうこの時期にきたら、本人の性格がどうとか、日常生活がどうとか、言ってる場合じゃないだろ、と思うのだ。
本人だって頑張っている。 大晦日まで塾に行き、1日2日だけ休みで3日からはまた朝から晩まで塾なのだ。 一日9時間も塾にいて勉強する、それだけでものすごいことだと思う。 家にいるときくらいだらだらさせてやりたいとも思う。
それを横から「勉強したのか、復習したのか、それじゃあ受からない。」とか、そういうことは一切言ってほしくない。 静かにしていてほしいのだ。
そんなことばかりじゃないけど、すごくすごく私自身も敏感になっているのだ。
冬休み中、娘の社会の成績はめまぐるしく上がってきた。 今まで100点中10〜20点台しか取れなかった娘が、6割以上取れるようになってきた。
12月の学校説明会で、かなり具体的な問題内容が明らかになり、それを塾の担任の先生、教科の先生に伝えた。 特に社会科の先生は、自宅に電話を下さり、 「社会科の点数を伸ばしてあげられなくてすみませんでした。」 と謝ってくれ(決して先生のせいじゃないのに)、 先生のほうでその学校に受かるためのプリントを作成してくださる、とのことだった。
それから娘の社会科バトルが始まった。 ノート一冊、出るであろう問題が載っている他の学校の過去問を先生が探してくれ、娘がそれを解く。 娘が書いた答案の横のページ(1ページ)に、先生がびっしりと赤ペンで添削を入れる。 答えだけではなくてそれに関連したこともいろいろ書いてくれてわかりやすい。
「これだときびしいな。」 先生は娘のノートを見て考え込み、今度はもう少し易しい問題を、と探してくれ、娘が解く。 またそれを先生が添削する。
先生が独自で娘用に作ってくれたプリントを解く。 そして先生が添削する。
娘自身もわかっていた。 自分が社会ができないから、社会科の先生が特別に頑張ってくれているということを。
娘ともう一人、社会が弱い子は、先生に呼ばれて独自のプリントを渡されるらしかった。
娘は家では、社会科ばかり勉強するようになった。 というか、社会しかやる時間がなくなった。 宿題をやるだけで時間が過ぎる感じだった。 夜の12時過ぎまでやり、寝かせるのが大変だった。 もう少し寝かせてやりたいと思い寝かせ、 電車の中でも社会をやっているようだった。
そのせいで、合格直前模試というのも、娘にしてはそこそこの点数を取ってきた。
娘は言った。 「今までの勉強の仕方が間違っていたことに気付いたよ。 ただ覚えようとしてもできないんだよね。」 散々言ってきたはずなのに、娘はただやればいいとやってきただけだったのだ。 娘自ら身体で覚えたってことだろうか。 今頃になってこんなことっていうくらいちっぽけなことかもしれないけれど、 気付いてよかったね、と思う。
第1志望校の過去問は一通り終わった。 合格している年もあれば、不合格の年もある。 不合格は合格点に10点ほど足りないものだった。 その10点はなんなのか、娘に復習させた。
国語は60点以上取れる。算数は半分取れれば合格できる。 合格,不合格のボーダーは、漢字と算数のケアレスミスだ。 とくかく取れるところで確実に点数を取る、だ。
理科はほぼ満点を取れる。 問題は社会で、当初は1/3くらいしか取れなかった。 万が一、理科ができなかったとしても8割は取れると計算すると、 社会で1/2取れれば確実に合格できるから頑張れ、と言っていた。
冬期講習に入り、他校(中堅校)の過去問も6割程度取れるようになってきた。 あともう少し。
さて、娘と平行して下の子(息子)のことも考えていた。 息子も上の子と同じ学校に行きたいと言いだしたのだ。 娘の合格も決まらないうちに、下の子の受験も準備もしなければならない。 息子は今度4年生、4年の授業は2月からスタートするからだ。
6月のオープンテストはギリギリ入塾の許可をもらった。 だがその後、立て続けに2回落ちた。 入塾資格点数の半分も取れなかったのだ。 息子はクラブ活動を6年まで続けていきたいと思っている。 そのためには娘と同じように本科生としてやっていくのは無理。 個別を考えていろいろ探し回ったが、引き受けてくれるところがなかった。 息子は国語ができない。文章が読めない、書けないのだ。 読解力はあるので読んでやれば娘より的確に答えられる。 まだまだ幼稚で、自分で本を読むことができないのが難点なのだ。 だから塾のテストなどは、長文を読んでいるうちに終わってしまう。 そこで、まずは、娘のときにしていたように、寝る前に私が読んで聞かせることにした。
とにかく、個別は無理だと言われてしまったら、何がなんでも入塾のレベルに達するようにさせるしかない。
入塾資格はなくても冬期講習はお金さえ払えば受けることができる。 上の子と同じ塾の冬期講習に申込み行かせることにした。
テキストは上の子と全く同じものだった。 テキストが同じということはテストも同じようなものだろう、と、 国語の授業の日は帰ってから国語を、 算数の授業の日は帰ってから算数を、 社会、理科、と、それぞれのテスト、上の子が受けたものをやらせてみた。
社会と理科はほぼできた。
その上、復習させた。
そしてなんとか理科と社会が満点近く取れたお陰で、かろうじて4科目、入塾のラインに達した。
個別を、と考えていたが、まずは週3日、行ける限りの日数で本科生として通わせることにした。
行けない日は家で私が教えることにした。
今、私の中では上の子の受験と、下の子の入塾とで頭がいっぱいいっぱいである。 上の子の受験料の振り込み、出願・・・。 そして2月1日,2日。 2日が本命。 2日で決まればよいが駄目だったら3日、それでも駄目なら4日、それでも駄目なら5日、それでも駄目なら繰り上げ合格待ち。 それでも駄目なら公立中学校に行くことになる。 滑り止めは受けていない。 1日校が合格して2日校が落ちた場合は、ひとまず1日校の入学金は支払うことになる。
2日or3日で本命校が決まれば、4日に思い出受験をすることにしている。 思い出受験といっても、レベルは受ける予定の2校とさほど変わらない。 文化祭などで本人が気に入り併願したかったが、第1志望校の日程上、断念せざるおえなくなった学校である。 第1志望校もしくはこの学校、と考えていたが、ダブル出願による繰り上げ合格のメリットにも頼りたかったので、12月になって最終決定したのである。
最後の模試では、3校とも80〜90%合格の学校ではあるが、当日何があるかわからない。 6年の平均偏差値でみるとちょうど合格者の平均くらいだろうから。
とにかく健康で当日が迎えられるよう、それだけである。
息子の受験を考える上で、娘の昔のテスト結果を出してみたのだが、気付いたことが1点あった。 娘はもともと理科ができた。国語と算数は真ん中くらいだった。社会は最悪だった。 結局、6年の今の時期になっても同じだったということ。
社会の6年の平均偏差値は37だった。 国語と算数の平均偏差は50弱、理科の平均偏差が50ちょい。 特に国語の公開模試なんて、偏差値20以上も上下していた。
結果として4科目では偏差値40前半となり、4科目判定校での受験はきびしく、併願をあきらめたところもある。 途中、何度も2科目にしようか考えた。しかし、理科が伸びてきたので、4科目のままきた。 2科目,4科目選択制のところは、4科目生にとって有利になっている。 4科目生は2科目での判定もしてもらえるし、それで駄目だった場合に4科目でと2度チャンスがある。 今現在は4科目でよかった、と思っている。
「絶対にまちがえるな!」「二度とまちがえるな!!」 先生からのコメントが書かれた答案用紙。
6クラス中、下から2番目だったけど。 毎回毎回テストで席が上下し、ずっとよかったことなんてないけど、 最後の模試はクラスで2位だったと喜んでいる。 「落ちる気はさらさらない」と本人。 その裏でプレッシャーで押しつぶされそうになることもわかっている。
最後まで、あきらめずに、頑張ってほしい。
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