2003年09月28日(日) |
今頃になって「僕の生きる道」 |
「僕の生きる道」がリアルタイムで見られず、夫が本を買って読み、面白かったのでDVDを買おうということになった。 最初はオークションで少しでも安いものを、と探していたが、新品と大して変わらないので、見たらまたすぐ売ればいい、そういう考えで購入に踏みきったのである。
夫が読んで面白かった本は、私も読むよう勧められ、既に読んでいた。
夫は泣ける、と言っていたが、私は感情移入ができなかった。 なんかうそくさい、みんないい人過ぎっ、そんな冷めた気持ちで読んだ。
太田哲也さんの本、リバース、クラッシュを読んだ時も、本当はもっとドロドロしているんじゃないのか、とか、書けないほどの内容もあったんじゃないのか、と思いながら読んでいた。書いている部分は一部でしかないし、誰も傷つけないような書き方にきっとなっているはずだと思ったから。それも、実話で本人が書いているからそこ、感慨深いこともある。
「僕の生きる道」、もともとテレビが最初で本が後に出ているのだから、台本を読むようなもの。 テレビで見たら、やっぱり「みんないい人」であった方が楽しかったりするし、前向きに生きられる。
まず始めに登場人物をリサーチしてから読んだ自分は、DVDを見ても、自分が想像していた通りに演じている役者さんたちに満足感を覚えていた。 ただ、小日向さんが医者という設定での深刻なセリフを、一体どんな顔してどう言うんだろう、と違和感があったが、やはり小日向さんなりのコミカルさが入った感じだったので、こんな医者いねえよ、と思いつつ見ていた。ま、それが面白かったりもするんだけど。森下愛子さんのキーパーソン的役所も、ちょっとこのシーンどうなのかなあ、と思って見ていると、やっぱり物足りなかったりしたが、おバカっぽく泣きじゃくるシーンは、なんだそりゃ、とあっけに取られながらも、泣けてしまった。
矢田亜希子さんの泣きシーンは、いまいち泣けなくて、その矢田さんが出るたびに、
「かわいい」「かわいい」と言う夫にむかつき、
「なんだか、たとえタレントとはいえ、そう何度も『かわいい』を連発されるとムカツクんだけど。」
と言うと笑っていた。
「あ〜あ、昔は私のことも『かわいいね』とか言ってくれたのになあ。」
「ママは、かわいいよ。」
「そんなんじゃない、顔をじっと見るたびに『かわいいね』って一日に何度も言ってくれたじゃん。」
「そんな何度も言ったらありがたみがないだろ。」
ふーん。
結婚前の夫は、誰にでも「かわいいね。」と言えるような人だったので、ちょっとしらじらしい気もするが、言われれば悪い気はしないやね。
夫は、赤井先生役の菊池均也さんが出るたびに、
などと言っていた。
教頭先生役の浅野和之さんが出て何か嫌なセリフを言うたびに 「引越のサ○イ(のCMで歌って踊っている人)が何を言ってるんだ。」 と言ったり、 「全然似てないよ。」 「10人中5人は似てるって言うよ。」 と言った、 って、10人中5人って2人に1人ってことじゃん、と、今書きながら思ったり。
谷原章介さん、鳥羽潤さんは、私も好きな役者さんで、かっこいいなあ、と見ているのである。
草なぎくんは、相変わらず草なぎくんだし、大杉漣さんは相変わらず大杉漣さんだし。 期待に応えてくれてありがとう、だ。
しかし、大杉漣さんは、ずうーっとあの棒読みで出てきたんだからすごい!人だと思う。
オフィシャルサイトが閉鎖されてしまっているので、参考のためファンサイトも記します。 http://bokunoikirumiti.hp.infoseek.co.jp/
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