2003年07月12日(土) |
長崎の五島列島(とうとう帰る日) |
帰る日、おばあちゃんも玄関まで見送ってくれた。 おじいちゃんは家の前まで見送ってくれた。 タクシーが迎えに来て、港に向かった。 母と、母のご主人と、母の弟と、私と。
昨日の夜、母はおばあちゃんと一緒にお風呂に入った。 おばあちゃんの頭の先から足の先まで洗ってあげたそうだ。
おばあちゃんは恥ずかしがったけど、
「いいのよ。年を取ったら赤ちゃんになるんだから。」
と母は洗った。
私たちはおばあちゃんに孝行できたという思いがいっぱいあった。
おばあちゃん元気になってたね。 と話した。
母のご主人は、おばあちゃんに、また来年来ますね、と握手もしていた。
長崎空港で、大阪に向かう叔父と別れた。
羽田に着くと、夫が迎えに来ていた。
母たちと別れた。
子どもたちを迎えに行き、家に帰った。
船の中で叔父ともいっぱい話した。 昔の話をいっぱいいっぱいした。
そう、おばあちゃんに、弟が亡くなったこと、私たちが帰る少し前に話したって言ってたなあ。 そういえばそんな話もしたなあ。 なんだか忘れちゃったけど、そんな話もしたなあ。
弟がお店屋さんでアイス万引きしちゃっておばあちゃんがお金払いに行ったり。 万引きといっても、5歳くらいの時で、お店の人がいなかったから持ってきた、と言って、 私が「それ万引きじゃん。」と、おばあちゃんに知らせたっけね。
私と弟と母屋に閉じこめられて、弟が泣いて、 「死んじゃうよー。」とビービーうるさかったこと。 おじいちゃんは更に母屋のドアの釘を打ってたし。
弟が蚊帳の竹に縛られてたり、弟が海に何度も何度も顔をつけられて怒られていたり、 まじ、ちょっとやばかったら死んでるかも、ということが度々あったっけね。
いろんなこと、頭の中でぐるぐる回って、 でも、おばあちゃんに対してはもう何にもわだかまりがなくなっていた。
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