2003年05月18日(日) |
落ちるとこまで落ちてしまった |
夜中の3時過ぎまで仕事をして眠かったので寝た。 娘が「ママ、9時過ぎてる。」と起きてきた。
また寝坊してしまった。 9時に塾に集合なのに、9時過ぎに起きてしまうのなんて、 どう逆立ちしたって無理な話。
塾に電話して、寝坊したことを告げ、午前中のテストを午後に受けさせてください、 とお願いする。
そして私はまた夫と喧嘩する。
夫は起きていた。 夫はいつも通り、6時くらいには起きていた。
娘の目覚ましが7時に鳴り、娘は止めて寝た。 だから起きなくていいのだろう、と思ったという。
私の目覚ましは鳴らなかった。 無意識のうちに止めてしまったのだろう。 止めてしまったことすら覚えていないのだ。
自分が悪いのもわかっている。 娘が悪いのもわかったいる。 でも、無関心の夫も悪いのではないか?
それが引き金で喧嘩みたいになった。
夫は、毎週日曜日は朝からテストがある、と何度も言っているのに頭にない。 起きなければ「どうせ午後なのだろう。」と思うだけだ。 学校見学だって見に行ったりはしない。
私は人を見る目がない、私の目は信じられない、と言うクセに、 私に全てを決めさせてしまっていいのか。 娘の6年間を私に決めさせてしまっていいのか。 娘がどこに行こうとそれは知ったこっちゃないのか。 自分の目で、これから行かせるかもしれない学校を見たいとは思わないのか。
夫は偏差値50前後の学校しか行かせる気はない。 偏差値45以下の学校は興味すらない。
昨日、娘が持って帰ってきた偏差値は、2教科で40以下だった。 4教科でかろうじて40を超えてるくらいだ。 一時偏差値60近くあった2教科も、算数が25点、偏差値30台という最悪なものだった。
偏差値45以下の学校だって、いい学校はいっぱいある。 行かせる気はさらさらない、というが、 その学校の子どもたちの顔を見たことはあるのか。 文化祭へ行ったことはあるのか。
それ以下の学校に行くなら公立に行け、という。 それ以下の学校は公立以下なのか? 本当にそうなのか?
娘の勉強ができなければ、「こいつはバカだ。」というだけ。 いろんなこと考えて考えてそう言っている結果もわかっている。 でも、発した言葉で、人は傷ついたりやる気をなくしたりするんだ。 それはその人が日頃発する相手に対してどういう風に接しているかが大事なんじゃないのか。
「お前がつきっきりでなきゃ、もう受からないだろうな。」 私なのか、全て私なのか。
なぜこんな結果になったのかもわかっている。 私が仕事にかまけてほったらかしていたからだ。 自主性を重んじるなどといってただ放棄していたからだ。
何を理解していて何を理解していないのか。 どの問題が解けてどの問題に弱いのか。 どういうミスをして何に注意しなければならないのか。
中学受験は親がかりなんだ。 親ができることは何なのか、今の時期に必要なことは何なのか。 きちんと考えていかなきゃならないんだ。 それがストレスで胃潰瘍になろうと、今をどう乗り越えるかでこの先が変わるんだ。
原価1000円の品物を1500円の定価をつけると利益はいくらか。 こんなくだらない問題がわからない。 原価って何、だ。
そうさせてしまった自分の責任だ。 ただ声を荒げて何でこんな問題もわからないの、と怒鳴っていたバツだ。
午後のテストまで2時間ちょいしかない。 今更、何ができるわけじゃない。
私は久しぶりに娘を抱きしめた。
ただ怒鳴っていた自分を終わりにするため。 ただ反発していた娘を終わりにするため。 まず自分が気持ちを切り替えなければ、と抱きしめた。
ずっと背中をさすってずっと頭をなでて、しばらくして娘が泣いた。 「もう反抗しないから。反発しないから。ちゃんと勉強するから。教えてください。」
「どこまでできるかわからないけど、悔いがないように頑張ろうね。わからないことを1つ1つ無くしていこうね。」
その日の算数のテストは共通30点だった。わからないから当然のこと。復習させ、線分図を書くことの意味を教える。一から出直しだ。大丈夫、何もわからないところから始まるんじゃない。いろんな問題のパターンに戸惑ってどうとりかかってよいかわからないんだ。数をこなしてパターンを見極める力。確か、百マス計算の陰山先生の話にも書いてあったな。自分も一から勉強し直そう。
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