今日、息子を眼科に連れてった。 学校から要検査の紙をもらってきたのだ。
そこには、0.7と書いてあった。 以前もこんなことがあって連れてったが、実際には1.2だった。 まだ小さいですから、やり方がわからなくて戸惑ったのでしょう。 と、言われ、ホッとしたものでした。 まあ未だに右と左がいまいちわかっておらず、 その都度お箸を持つ方はどっち? などとやっているのだから。
そんなだったから、少し軽い気持ちでもいた。
検査の間は特に呼ばれることもなかったので一人で行かせた。
病院はすごーく混んでいた。 子どもたちはダレてしまっていて息子と同じくらいの子も、 母親の膝枕で寝てしまっていた。 その母親もまた寝ていた。 おじさんもいびきをかきながら座ったまま寝ていた。 若い女の子も、半ケツを見せていた。 そんなこたあおかまいなしなくらい混んでいたのだ。
視力の検査は先に行われずっと待つ。
「ねえ、検査どうだったの?」
「全然見えなかった。 ぼやけちゃっててんで駄目。」
「それ、やばいじゃん。」
「うん、やばいかも。」
「ねえ、あの字見える?」
「廊下の向かいにある掲示板を指す。」
「見えない。」
「うそだろっ。」
「こりゃ、まじでやばいかもしれない。」
やっと名前を呼ばれ、診察室に一緒に入る。 一通り、先生が診察し、
「視力は0.3です。」
えっ?! 0.3って。。
「仮性近視でしょう。前回1.2でしたし、急激に悪くなったのでしょう。 薬で治るかもしれません。一ヶ月寝る前に使って、一ヶ月後にまた検査しましょう。 よくなっているようだったら治っていくでしょう。」
仮性近視って薬で治るんだー。 初めて知りました、私。
しかし、息子の視力がこんなに悪くなっているとは知らなかった自分に、情けない、と思いました。最近、文字が読めるようになったものだから、昔に買った遊戯王の漫画を夜な夜なベッドの上で寝っ転がって読んでいたりしたんです。きっとそのせい。
ホームページでいろいろ見てみると、外で遊ばない子がなる、とか書いてあったが、 息子は毎日のように公園で遅くまで遊んで来るので、それはまずありえない。 やはり本のせいだろう。
私も1、2年の頃、家が本屋で毎晩のようにベッドで寝る前に寝ながら読んでいた。当時、本が好きでたくさんの本を読んだ。そのせいでか、視力はみるみる落ちていった。 小3で、田舎に預けられたお陰で、視力は1.2まで戻ったのだった。
夫もまた、仮性近視だったらしい。 父親がテレビの線をひっぱって壊し、小学生の間はずっとテレビがなかったという。 以前から冗談のように聞かされてはいたが、あまりに具体的な内容に、 あの伝説って本当だったんだ、と、夫に相槌を打った。
さて、息子の初めての目薬体験。そりゃーもう大騒ぎです。目を開けてくれないし、無理やり開こうすると余計ぎゅーってつぶってしまうし、
「じゃあ、メガネにすれば。」
と脅しています。
「メガネかけてマーチングすればいいじゃない。」
「えー、かっこ悪いから嫌だよ。」
とりあえず、今のところ、この路線で攻めようと思う。
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