いつもは月始め頃に生理が来ている。 先月は精神的に滅入ったこともあって3週間くらいだらだらと続いた。 そのせいか、今月は昨日やって来たというわけだ。 生理は本当にひどくて、こんにゃくゼリーほどの大きさの物体が、一度に3粒分出てしまうこともある。それが潰れたらもうアウト、なのだ。 だから生理が来て2,3日は滅多に外に出ないようにしている。家に居てもすぐ通ってしまい、何度も着替えることになる。 身体もだるくて、腹も痛い。朝もしんどくて起きたくない。 でも、息子が特別クラブの金管バンドに入ったので、お弁当を作ってもたせなければならない。
息子は3月から金管バンドに入った。上の子がやっている時は「やりたくない。」と言っていたくせに、去年の運動会でドラムセットで叩いている子を見て、自分もあのドラムが叩きたい、やりたい、と言い出したのだ。娘の時と違い、息子は自分から朝6時前には起きて、6時にはもう学校に行こうとする。学校までは3分で着く。7時35分までに学校に行けばいいので、早すぎるから7時15分より前には行くな、と言い聞かせるほどだ。早すぎると危険だ、という学校側の指導もある。
そんなわけで、息子は朝練も楽しく行っているし、土曜日の練習も楽しみなのだ。まだ基礎練習で腹筋やらしかやらないみたいだけど、それでもいつの日か叩ける日が来ると夢みるとそんな練習も楽しくてたまらないようだ。
だから私も頑張ってお弁当を作らねばならない。8時50分までに学校に行けばいいので、ギリギリの8時20分には起きる。おにぎりとフライドポテトとウィンナーと卵焼きを作り、水筒に氷水を入れ、持たせて行かせる。
友達が通っている塾の成功勉強会というのが今日の10時から横浜であって、それは休もうかどうしようかギリギリまで悩んでいたが、行くことにした。
息子を送り出すと、シャワーを浴び、できるだけ身体の中の血液を出す。塊がいくつか出ると、少し安心した気になる。生理さん、お願いだから今日は半日だけ我慢してね。
現地に着いてもなんてことはなく、会場のドアは締切という貼り紙が貼られた。うーん、これでは気軽に出られそうにない。ずっと大丈夫で、帰りも大丈夫で、階段を上って電車に乗った瞬間、ヤバイ予感がした。大きなものが出た感触があったのだ。友達が察してくれて、「心配? 見てあげようか。」と言ったが、電車の中で他の人も目もあるし、そのまま一目には触れないようにドア越に背を向けて立った。 駅についてトイレへ直行、とんでもなくエライことになっていた。ナプキンを取り替えたところで、太股は血だらけだった。下着も真っ赤でもうどうにもならない。とてもじゃないけど、これをもう一度履こうという気にはなれない。なれないけど、どうしようもない。座ったら最後、スカートにも染みいってしまう。泣きべそ状態だった。
友達がお弁当屋さんに寄ると朝から行っていたので、私も一緒にお昼を買い、友達に一声かけ、友達を待たずに家に向かった。普段使う駅より1駅遠い駅を利用していたので、自転車で来ていた。自転車には座らず、ずっと立ちこぎのまま、頑張って家に向かい、そのまま風呂場に直行した。一命をとりとめた気がした。
もう生理がひどい時は、外出するのはやめよう、と再度心に誓うのであった。
|