今日は、子供達が通う小学校の研究発表会の日だった。
娘は前半にやるというので、まずは娘のクラスへ向かう。 娘のクラスは、地域の公園で花植えをしたり、町中に緑を増やそう、と、ベッドボトルで作った鉢植えポットを学校の周りの柵のところに飾って管理したりしている。 花について研究したことがいろいろ書いてあって、案内役と書かれたバッチが娘の胸に輝いている。
クイズを終え、苗をゲットし、後にそれを義母に渡したが、 娘もまた苗を持って帰ってきたという。 だから〜、どうせ枯らすんだから要らないってっ! 私には花を枯らすオーラが出ているらしい。
彼女が欲しがっていた先着○名様の手作り石けんを手に入れるため、他のクラスの説明を聞きにいく。 なんでも劇薬が入っているとかで、出来上がる1ヶ月後に子供を通して渡されてるとのこと。
義父母とは娘のクラスで待ち合わせし、一緒に見て回る。
息子は体育館でお祭りもどき、それぞれ自分たちで作ったカラービニールのはっぴを着て、劇をやったり、クイズをしたりしている。
息子は、近くの神社についての問題を出すグループだった。
「こま犬は何でできているか。」
「こま犬の足は何本か。」 「こま犬は明治何年に出来たか。」 などなど。
以前は、戦後のおやつを配っていたり、試食できるものがたくさんあって、回っているだけでお腹がいっぱいになったものだが、毎年どんどん減ってきて、今回は何も体育館で配っていた「さつまいもチップス」くらいだった。
その他は、クイズをやって正解しないともらえないカレーだったり、長蛇の列の味噌汁だったりしたので、義父母と一緒ということもあり、断念した。地域の人たちには優しくないな〜、と感じた。だって彼等をいつも見守ってくれているのは、地域の商店街の人たちや、昔から住んでいる学区内に住んでいる人たちなのだろうから。
研究内容は、いつも素晴らしいな、と思う。 「蚕」をもらってきて、「まゆ」にさせ、そこから「生糸」を取り出す実演をしてくれる。水の中でくるくる回る「まゆ」、するすると糸が巻かれていく様、感動的だった。厚紙や木のはしきれ、小枝などで道具は作っている。いかにも手作りらしきところも感心してしまった。
教室をぐるっと囲むところに生徒たちが待ちかまえていて、二人一組で椅子の上に立ち、1人は暗記している内容を発表し、もう1人がその内容にそって壁に貼られたグラフや絵などを棒で指す。終わったかと思うと今度は後ろから声が聞こえ、終わったかと思うと今度は左から声が聞こえ、最後まで飽きずに説明を聞くことが出来た。
難しい言葉、長い文章を暗記できる彼等に感心するとともに、自分の学生時代も思い出した。
中学の時の英語の先生は、すっごくきびしくて、毎回教科書を暗記させられた。暗記してもらうと職員室に行き、先生に聞いてもらい合格点をもらう。授業中は、生徒全員が手をあげた。あげなければ椅子の上で正座、その次は床で正座、
ということもあって、特に女の子は・・・するのが嫌で必死で予習した。ノートにも書いて書いて書きまくった。それは後にとても役だったものだ。
一通り見て終わると、お昼近くになっていて、義父が近くの蕎麦屋で飯を食おうと言った。 天ぷらそば3人前、と義父が決め、私にとっては950円と高価な天ぷらそばを食べた。 大きな海老の天ぷらはじっくり味わって食べた。 すっごく美味しかった。 ついでにビールも少しご馳走になってしまってしまった。 支払いの時になって、天ぷらそばの代金だけでも、と、1,000円札をとっさに出すと、 「いらねえよ。そんなつもりで誘ったわけじゃねえんだ。」 と義父がいい、 有り難く 「ごちそうさまです。」 と義母にもお礼を言うと、「あら、いいのよ。」という感じで、ニッコリ微笑んでいた。
お義父さん、お義母さん、ありがとう。
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