2002年11月22日(金) |
息子が初めて漢字のテストで満点を取って帰ってきた |
いつも学校から帰ってくるとランドセルを放り投げて遊びに行ってしまうんだけど、 宿題やってから行きなさい、と言い、 「うるせー、ババア」 と初めて言われ、ショックを受けながらも、 ひっつかまえて無理矢理やらせた。
過去に「ババア」って言われたのは、幼稚園の年中の時だ。 私は言われたショック+演技で涙をポロっと流してみせた。 それを見た息子はさっと顔色が変わり、それを隠すように掛け布団を出してきてかぶってしまった。 バツが悪かったに違いない。
それから彼は二度と「ババア」なんて言うことはなかった。 外での口は確かに悪い。 「俺さ〜。」「お前さ〜。」 「・・しろよ。」 「・・だろ。」
家ではかわいいかわいい「僕」くんなのに、 遊びに行く前に勉強しろ、と言ったら手がつけられなくなっちゃうんだから。
それでもまだまだ小学2年生、かわいいものだ。 何十回、「ババア」「ババア」「ババア」と叫んで暴れようが、知ったこっちゃない。 「ババアって言った分、夕食抜きね。」 「やだやだーーー。」 と泣き叫ぶ、その程度だ。
「泣いてるだけ時間の無駄だよ。ほら泣いてるだけで5分経った。遊びたかったら集中してやりなさい!」
何度か書かせ、何度か問題を出し、危ないものは何度も繰り返し繰り返し問題を出し書かせる。今までのノートの空いているスペースにどんどん書かせ、完璧になって送り出そうとした。
もう遊びに行っていいよ、と言われたのに、 「もう時間がないから遊ばなくていい!」 と言う。
涙でぐしょぐしょになって、鼻も目も真っ赤な息子。 そりゃそうだ、そんな顔して行ったら泣いてるのバレバレやもんな。
「ふ〜ん、まだ1時間以上あるよ。」
そのまま放っておくと、 「やっぱ行く!」
と顔を洗い、遊びに行ってしまった。
----ここまでが、昨日の話。
今日、息子が学校から帰ってきて、宿題はないか聞く。 「ママ、僕、満点だったよ。」 「へーー、すごいじゃん!」 先生も褒めてくれたらしい。
今日の宿題もまたやらないで出ようとするので、 今日もやるんだよ、と、また羽交い締めにしてやらせてみる。
途中から楽しくなっていく様子も伝わってくる、完璧だと思い、 遊びに行くことを許可すると満足気に出ていった。
遊びから帰ってきて、おやつを食べ、今度は「知の翼」をやる。 最近文章が読めるようになり、心の動きもわかってきて、 記述の問題も的を得て答えていたりする。
「すごいじゃん。」
「僕、どんどん頭よくなかってるね。 そうだ!忘れてないか確かめてみよう!」
遊びに行く前にやった漢字ドリルを出してきてまた繰り返しやっている。 「あーー、1個忘れちゃった。やらなきゃ。」 繰り返しやっているうちにまた完璧になったよう。
「エライエライ。」
しばらくアンパンマンを見ていたりして、ふと、何かを思い出したように、
ママはどう思う?」 照れくさそうに笑っている。
「そうかもしれないね。」 微笑む母。
ああ、なんていい時間なんだろう。
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