息子は今、九九をやっている。 五の段は完璧で、二の段に入りつつある。
水疱瘡になって以来、彼は幼稚園生対象程度のくもんドリルから始まり、学研,ちゃれんじなどの問題にとりかかっている。
全ては上の子の時に買ったもので、上の子は全く家庭学習というものをせずに過ごしてきてしまったので、ほとんど丸々残っているのである。学研の学習についていたドリルなんかは、友だちにそっくり1年分あげてしまったほどだ。 まさか、下の子がやるとは思わなかった。
現在、やっと1年生の「ふきのとう」をやっている。
そんな息子が、学校で「博士になりたい」と言ったそうだ。 なんとも勇気があるものだ、と感心してしまった。
「これ、エロじゃん。」
きょとん、とした顔をしている。
説明してやり、「やっばっ、捨てなよ」 と、言うと、慌てて歯医者さんのゴミ箱に捨てていた。
「『おいら』っていうお父さんが出てる男の人のやつであったよね。」
「おいら???」
「ほら、死んじゃうかもしれないってやつ。」
「ああ、『北の国から』ね。」
「そうそう、それそれ。」
「(何が言いたいんだろう、と考える)ああ、出逢い系サイトね。あれは、メールね。」
「そうそう、メール。(間)うっえーーっ、ブスでデブだったらやだよ、ボク。 だって、誰かわかんないんでしょ。」
「そうね。」
「ねえ、あの『おいら』って人、死んじゃうんだっけ。」
「えっ、死なないでしょ。」
「だって、『おいら死んじゃうかもしれない。』『長くない。』って言ってたじゃん。」
「ああ、勘違いでしょ。だって検査したら梅干しだったじゃん。」
「ああそうだそうだ。(間)ねえ、あれって本当に飲んでるのかな〜。」
「どうなのかな〜。」
「どうやって撮ってるんだろう。。」
「さあ。」
歯科の待合室でどういう話をしてるんだよって感じだ。
帰ってきて息子が何拾ってきたかって話を夫にすると、
「相手だっておめーみたいな歯っかけやろうはやだろー。」
確かに乳歯が抜けて前歯が1本なく、 「歯っかけ」 「歯っかけ」 と呼ばれているが。
-------------------------------------- 今日、娘のカリテの結果が戻ってきた。 2科評価5で、4科評価4で、 見事な受験3組さまさまの成績で、4組は遠のいた。 でも、評価3が1つもなかったので、エライエライと褒めてやりました。 われながらなんていい母してるんだろう、私って。
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