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■ 6ねんめ。
震災から6年。 高校2年生の冬の出来事。 修学旅行の行き先が変更になったこと。受験の休みを利用して2度、神戸まで出かけたこと。それがあの冬に私に起こったことでした。 あの時神戸まで行ったことは、なんだったのかな、と時々思います。ボランティアとか、そういう気持ちではなかった。誰かの役に立ちたいとか何かしなくちゃとか、そういう想いではなかったと思う。 ひとつだけ覚えているのは、行かなきゃ、って、思ったことだけ。いてもたってもいられなくて、とりあえず。 テントの並ぶ公園で、野菜洗って、刻んで、煮て、それを配ったことにどれだけの意味があったのかは今でもわからない。誰かのために、とか、そんな大それたことを思っていたわけじゃないし。 でも、あの時、あの場所で感じたことは忘れたくないなって思う。あの時会ったたくさんの人とか、コンビニで買ったお菓子とか、仮設のあんまりきれいじゃないトイレとか、冷たかった水とか、エレベーターの止まったままのマンションとか。 私は大切な人を無くしたわけじゃない。つらい思いもしてない。 だけど、今にも、私の身に起こっても不思議じゃないこと・・・。 一番大切な物ってなんなんだろう。
2001年01月17日(水)
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