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1975年05月24日(土)

(※)「おしずまり」について、K.T.氏からの手紙では、真光独自の方法のように書かれていますが、それは正しくないようです。救S教の岡田茂吉氏がすでに用いていた方法であることが、下の資料から窺われます。

岡田茂吉全集講話篇第二巻四〇三頁

岡田茂吉氏と信者の質疑応答、昭和二四年八月一三日

(信者)
−最近ご浄霊中に患者が意識を失い、霊が浮かび出てくることがときどきございますが、これにつき御教示をお願い申し上げます。

(岡田茂吉氏の答え)
−これは霊界の浄化が激しくなってきたので、霊がどうしても落ち着けないもんだから、早く救ってもらおうとして出てくるんです。だから、これからはこんなのが増えてきますよ。こういうのは前頭部を一番よくやってあげるんですね。
 そしてあまり出る場合には、「お鎮まりお鎮まり」って言って手で抑える格好をすると、その言葉の働きで割合に効果のあるもんですよ。当人が半意識で、霊が出そうでなかなか出ない場合も「鎮まって鎮まって」とか「お鎮まり」とかやると、元へ戻るのがありますよ。

岡田茂吉ご光話録(第七号七頁参照) S24.8.23

(質問)
最近御浄霊中に患者が意識を失い、霊が浮かび出て来る事が時々ございますが、之につき御教示を御願い申し上げます。

(御垂示)
これは霊界の浄化が劇しくなって来たので、霊がどうしても落ちつけないもんだから、早く救って貰おうとして出て来るんです。だから、これからはこんなのが殖えて来ますよ。こういうのは前頭部を一番よくやって上げるんですね。そして余り出る場合には、「御鎮(おしづ)まり御鎮まり」って言って手で抑える格好をすると、その言葉の働きで割合に効果のあるもんですよ。当人が半意識で、霊が出そうでなかなか出ない場合も「鎮まって鎮まって」とか「御鎮まり」とかやると、元へ戻るのがありますよ。それから合掌した手を上下に振るのは狐ですね。鳥の霊だとこうやってて、それからこうなって、こうなるんです。(最初の合掌から拍手を打つ姿勢になり、それを続けると共に次第に大きく動かし、遂に鳥が飛ぶ如く両腕を左右に伸ばし上下に振る格好を御示し下さる)そして飛び上がりますね。一尺でも三尺でも平気で飛び上がりますよ。ひどいのになると天井を突き抜いたのがありましたがね。それでですね、霊が浮いて出た時に口をきかせるのはよくないんですよ。口をきかせるのは邪道なんです。何故かって言えば、あれは醜態ですからね。醜態を見せて恥をかく様な事はいけない事なんです。神様は愛ですからね。だから口はきかせない様にしなくちゃいけないんです。然し、之は人によっていろいろあってね、意識を失うとすぐ口をきくのがありますが、こんなのはそうしろっていう神様の御意志だし、或いは正守護神がさせるんですから、之は口をきかせていい事もあります。口をきき始めたら「あなたは誰方ですか」とか「何者だ」とか聞くんですよ。そうするといろんな事を言いますがね、中には嘘を言うのもあるんです。然し、最初から言う事を疑ってかかっちゃいけないんで、言う事をそのまま信じていいんです。で、誰だって事が判ったら「何の為に出て来られたんですか?」とその目的を聞くんです。そうすると、祀って貰いたいとか、こうして貰いたいとかいろんな事を言いますから、その要求が無理がないと思ったらその通りにしてやるんです。そうしてやると喜びますからね。然し、中にはこっちをたぶらかそうとするのもありますが、これはその言う通りに聞いていていいんで「わしは何代前の祖先で武士であつたがどこの戦いで戦死をとげた」とか言ったら、「御生まれになったのは何時ですか?」なんて訊くんです。そうすると「二百年前」とか答えるでしょう。そしたら、「その時代は何将軍でした?」とかいう風にだんだん訊いてゆくんですよ。その霊が本物だとチャンと答えますが、ニセだと答えられなくなって狐だとか何だとか本音を吐きますよ。だから、初めッから疑ってかからない方がいいですね。(御光話録・第七号七頁参照)


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