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「真理を伝える手紙」菊川義仁著(たま出版)より。
出口王仁三郎(わにさぶろう): 大本教 第2代教祖 岡田茂吉: S界救S教 初代教祖 福田くら: 「真手(まなて−手を当てる治療法)」に関する著書があるらしい。 p.129から
日本における手かざしは、もともとは幕末黒住教(くろずみきょう)の黒住宗只氏から始まり、それが大本教の幹部の一人だった岡田茂吉氏によって再発見された。その頃、大本教が政府の弾圧によって分解したのをきっかけに、岡田茂吉氏によってS界救S教が独立した。S界救S教では、手かざしは「浄霊(じょうれい)」と呼ばれた。
この本はまた、霊動は危険なものであるという、一つの見解を述べている。(この本の著者の見解) p.131-136から部分的に引用。
...女性は、男性よりも遥かにそういう魔界の生物に憑依されやすく、自由にされやすいものです。実際に、多くの道場が魔界の生物の巣窟になっているという現象があちこちに起こっています。私はそういう実例を一つならず知っています。神霊方からもお聞きしています。...
...霊動ほど恐ろしいものは無いのです。...
...この霊動に興味を持つくらい危険なことはありません。霊動に興味を持ったら、すでにその人は、魔界の生物に狙われていると考えて差し支えありません。私にさえ、神々は、霊動への興味は持ってはならぬ、と折にふれて戒められます。
大本教でも、教祖や聖師は立派な人々であるのにもかかわらず、昔、幹部の先走りがあって、霊動(鎮魂帰神)現象で、多くの人が発狂したということです。手が動いても、何が動いても、何にもなりません。霊動などはあっても無くてもよろしいのです。むしろ、霊動は危険なものなのです。喜ぶべきことではなく、恐れるべきものなのです。
もっと違うところに、信仰の最も大事なものがあるということに、私達は気がつかなければなりません。それは、愛や美です。...
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