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■ 「未来」と「現在」、二人の男
週末は、プチ同棲をしている。 金曜の夜にどちらかの部屋を訪ね、 一緒に食事を作って、お酒を飲みながら食事、 たくさん話をし、たくさんキスをする。 キスをして、そのままベッドになだれ込むこともある。 ベッドになだれ込んでも、そのまま抱き合って眠ることも。 たくさん話をする。馬鹿な話も、真面目な話も。 そういう自然な関係が今はとても大切だ。 バイクに乗せてもらうことにも慣れた。 彼の腕の確かさを確かめながら眠ることが、 今はとても幸せに感じる。
「現在」から電話がかかった。 今更、彼は「付き合いたい」と言ってきた。 「今、付き合ってる人がいるから、」 「何?年下と付き合ってるわけ?俺、負けたのかぁ。 れのんは、寂しかったから、 そいつと付き合ったんじゃないの? 早く別れて、俺と付き合おう。」 そんな内容の電話だった。 でも、私は、 「今、付き合ってる人を大切にしたいから。」 そういって断った。 「現在」の言ってることは、正しくは無い。 だけど、私が寂しかったのは確かだ。 「現在」の言葉をかみ締めた。 そして私は、 やっぱり「未来」を選ぶと、思った。
2002年10月28日(月)
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