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■ ブレーキ
週に一度、彼に会う。 映画や、遊園地や、公園や、、、、、で、 普通の恋人同士のように振る舞って、 家族連れを横目に、何も深く考えないようにして、 ただ、話したり、手を繋いだり。 こんなに平穏で、こんなに静かな幸せを私は知らなかった。 心の底では、この関係を断ち切る斧を、研ぎながら。。。。 それでも、幸せを感じて、別れるときは何だか切なくて。。 「名残惜しいな。」彼は言う。 一緒には居られない二人なんだと、改めて自分の心にブレーキをかける。 ブレーキがすり減りそうでも、現実は現実で。 「、、、そうね。また。元気でね。」 そう言って車から降りるタイミングを何度となく逃しながら、 切なさに酔いしれる。
恋は魔物だ。恋は狂気だ。そして、恋は熱病だ。。。 心を飼いこなせないと、いずれ、呑まれるような。。。
2001年09月16日(日)
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