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■ 別れます
気持ちの落差が激しすぎて、 心がついていかない。憔悴しきって、もう、何も考えたくない。 自分の気持ちを伝えないと、言葉が不足すると、 相手を限りなく手探りで想像するしかなくなって、 恐くなって、どんどん引きこもってしまう自分を分かってた。 だから、どんな小さな感動でも、どんな小さな悲しみでも、 伝えようとしたけれど、なんか、やっぱり、だめみたい。 私は重いのかもしれない。子どものようになんて振舞え切れなかった。 でも、不倫なんだもん、女なんだもん、「普通」には行かないよ。 本当の優しさって、不倫すると決めたときから、 ちゃんと腹がくくれているってことだと思う。 それが出来もしないのに、「やり直したい」なんて安易に言って欲しくなかった。 どんな小さなことで、私がゆれて、涙することがあるなんて、 少しも知らないんだ。 知らないから、そうやって、いいかげんな態度がとれるんだ。 眼に見えるものだけが、真実じゃないし、 眼に見えるものだけが、存在するものじゃない。 彼は今、私が泣いていることも、その理由もきっとわからない。 安定したい。気持ちを求められたい。 こんなに不安定で、体しか求められないなんて、 私はもう、いやなんだもん。 やっぱり、別れます。 自分が壊れれしまいそうだから。 私にとって、一番大切なのは、「私」だから。
2001年06月17日(日)
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