恋のさじかげん
れのん



 不倫復活後の心境

何度、「好き」と言葉にしたって、
でも、結局は家庭が大切なんでしょ?
その程度の、好きなんでしょ、って思ってしまう。
それが優先順位で、男の人にとって家庭を壊すってことは、
自分の積み上げてきた人生におけるキャリア・男としてのキャリアを、
そっくりそのまま否定、もしくはその失敗を露呈させることになる。。。
でも、恋愛なんて、それぐらいの毒も危険性も併せ持つもの。
だからこそ、なおざりにできない。。。

彼と不倫を復活させてからの私は、
「あからさま」で「素直」になったとおもう。
気持ちの上でも、行動でも。。。
試すことも、暗に問うことも、辛さを匂わすことも、しなくなった。
ただ、聞きたいことは聞き、いやだと思うことは決してしない。
それぐらいの自分勝手や、自分本位を身につけるようになった。
そうなってみて初めて、私たちの関係は、安定したように思う。
私の我慢や、ぎりぎりの精神力や、彼の私に対する罪悪感も、
いわゆる不倫における、もろ・「マイナス思考」があまり出なくなったのだ。
自分が楽になったのを感じる。
けれど、楽になったとしても、
私が負わなければいけない罪悪の重さは変わらない。
でも、彼に対して、「不倫してるんだから、この程度の気配りは欲しい!」
と思うことはなくなったことは、大きな変化。
相手には、「何も求めてはいけない。」
その不倫の掟を今なら実践できそうだ。
ただ、不倫の恋に100%だと、やっぱり自分を磨耗させてしまうと思う。
だから、浮気を含めて、仕事も、遊びも、女友達との約束も、
良いバランスで組み込むことだと思った。
そうじゃないと、不倫なんてまともにやってはいられないでしょ?
まともに向き合いすぎると、息苦しくなって、圧迫感をともなうもの。
それが恋愛における危機・・・・。

2001年05月30日(水)
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