恋のさじかげん
れのん



 幸せと臆病

本当の幸せと言うものは、いったいどんなものなのかまだ分からないけれど、
私にとっての幸せは、
「愛する人がいること、そして、誰かから愛されるということ。
そして、愛される自分でいること。」
愛してくれる人がいないことも十分に不幸だけれど、
愛する人がいないことだって、十分に不幸だと思う。
他人から認められないこと、誰かから求められないことは、
自分で気づいていないだけで、本当はどこかに誰かがいてくれる可能性だってある。
自己評価の低い人は、そういう穴に陥りやすい。。。
でも、愛する人がいない、必要としている人がいないなんて、本当のひとりぽっちのようで、
周りから置いてきぼりを食らったみたいで、待ちぼうけを食らったみたいで、
きっと、すっごく、切ない。。。
今の私は、後者。誰かを求めようにも、誰にも好意を抱いていない。
そんな自分が、ひどく孤独で、ひどく寂しく思えたり。。。
「恋は直感で感じるもの。愛は育てるもの。」
恋が見つからないときは、愛も育てられない。
誰を見ても、その裏側ばかりが気になって、一歩が踏み出せないのは、
「男の人」に失望したからじゃなくて、
まともに恋愛するのが怖くなってしまった自分を、隠すため・守るため。
何時からこんなに臆病になってしまったのか。
過分に寄せられる誰かの好意にずっと応えられなかったのは、
今だって、応えられないのは、逃げてしまうのは、
人との距離が近づくのを、本能が、逃げ腰になっているせい?


2001年04月20日(金)
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