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■ 男の人の“目力”
私は、もしかしたら男の人が嫌いなのかもしれない。 嫌いなのに、好きになるよう努力してきたし、錯覚も抱いた。 だからと言って、女の人が恋愛対象として好きだと言うわけではない。 性別にこだわらない・いっしょにいて心地よいと感じる人・偽りのない人が、 今の私には求められている。 先日、ある男の人に告白された。 私は彼のことを、何も知らない。 だから、知っていけば好きになるかもしれないし、友達くらいにならなれるのかもしれない。 でも、そういったことすら、面倒くさいと感じた。 単純に恋愛を失った今だから、懲りているともいえるけれど、 これまでの恋愛においてもそうなんだけど、 私は自分から人を好きになったことっていうのが、ほとんどない。 自分に自信がないからだっていうこと、最近になって分かったのだけれど。。。 その男の人に、今日、たまたま出くわした。 私は時間がなかったから、軽く会釈をしてそのまま分かれたのだけれど、 別れ際の彼の、「捨て犬のような目」に、ちょっと嫌悪を感じた。 どうして男の人は、あんな目をするんだろう。 男の人と言う生き物は、女性の母性本能をくすぐるようにできてる? いつもならくすぐられてしまう私も、今日はいつになく冷静に見ていた。 「名残惜しそうな目」「すがる目」「好きだと言う目」、、、。 どの目も大して違いはなく、同じ地点から発進しているって思う。 ただ「好きだと訴えかけてくる目」には、強さと輝きがあるって思う。 私はそういう目を持った人に、外国で出会った。 彼の目は、私の心なんてお構いなしで、自分の気持ちだけをストレートに示していた。 国民性の違いかもしれない。でも、私は強い目が好きだ。 強い目は、自分の責任は自分で負う人の目だし、 自信に満ちていて、こちらも邪険にできないし、ましてやごまかしが利かない。 ごまかしたくない気持ちや、邪険にされたくない気持ちをお持ちの方は、 母性本能なんて期待しないで、自分の気持に率直な目をしたほうがよいのでは?
2001年04月14日(土)
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