French Wolf の日記
DiaryINDEXpastwill


2001年12月19日(水) アメリカ人と電話した・・・久しぶりの生の英語


水曜日。

久しぶりにゆったりとした日を過ごす。いきなり真夜中に話は飛ぶが、知り合いの翻訳者から仕事の紹介があった。メーリング リストを介しての宣伝だったので、急いで入札希望を送信。結果は明日の正午以降発表される。入札といっても、値段の交渉はせずに、「興味があります」という内容を送っただけである。自分のレート設定を主張してもよいのだが、かなり競争的な価格 (つまり安いということである) で仕事を受けることが多いため、自ら墓穴を掘りたくなかったというだけの理由である。

また、アメリカの新規クライアントとは電話で交渉した。とりあえず、支払いについても問題なさそうということは別の翻訳者仲間から確認した。



気になる日本語。今日は挨拶。こんにち wa、こんばん wa について考えてみましょう。もともと「こんにち=今日のご機嫌はいかがですか?」、「こんばん=今晩のご機嫌はいかがですか?」だろう。ということは、「こんにち」、「こんばん」が正しいはず。ただ、これが意外なことにことばを扱うプロでも、わざとか本気かわからないが間違えている人が多い。こういうメイルを受け取ると、それだけでかなり意気消沈してしまう。下手すると、覇気を完全に喪失してしまう。

わざと冗談で使っているならまだ許せるかもしれないが、本人が間違いと気づかないで、指摘したときに「え? そうだった?」などと言われると、もうだめである。何がダメって、もうとにかく落ち込む。何も俺が落ち込む理由はみじんたりともないのだが、日本の将来の美しい日本語を危惧する俺としては、自分の身が切り刻まれているかのような心持ちなのである。それほどまでに事態は深刻である。面白いことに、この「間違い」は、格別若年層に見受けられるということはない。年齢には一切関係ないのである。母集団が少ないと言われてしまえばそれまでだが、ことばに対するアンテナを張りつめている人、無意識にでも外部刺激から学習するという本能に長けている人、俺のようにただ単に小うるさい人、いろいろ考えられるが、受けた教育とは関係なさそうである。





French Wolf |MAIL

My追加