French Wolf の日記
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2001年12月18日(火) いんちき英語など


火曜日。

体から脳に指令が行くということはあり得るのだろうか。最近、二度寝はあまりよくないということを繰り返し書いていたら、パブロフの犬状態になり、二度寝してもすぐ目が覚めるようになってきた。それに昼寝もしない。(と大仰に言ってみせたところで、実績は昨日と今日の 2 日間だけ。)

朝は久しぶりにスクランブル エッグ。ワカサギを入れた。大昔に買った例のワカサギである。川のにおい (このような場面では「匂い」とは書きたくない-結局趣味の問題か!) がするやつである。

ちょっと気になったので、辞書で確認した。今まで確認せずに口先だけで文句をたれていたのだが、三省堂『新明解国語辞典第五版』によると、においには両方の漢字が使われるとある! ただ、第一義は「匂い」であり芳香を彷彿させる。副次的なものとして、「臭い」が挙げられており、犯罪の臭いなどの「悪い」イメージをともなうものとしてのにおいが説明されている。が、俺はいいにおいは「匂い」、悪いイメージのものは「におい」でとおす! じゃ、上にある「におい」は全部悪いイメージ?

とにかく、ワカサギを入れたのである。だいぶ経っているが、大丈夫だったのだろうか。その後腹痛もなかったし、胸焼けやその他の体の異変は見られなかった。まぁ、問題なかったということだろう。それ以外には、みそ汁。昨日からご飯を減らすダイエットを始めた。昨日の夜中もおにぎりは食べていない。

そういえば、昨日の夜中たくさんメイルが届いていた。海外の友人から、取引先、翻訳者仲間、、、。返事を書かなくてはいけないと思い、午前中はほぼその作業に追われてしまった。さらに新しい仕事の依頼が舞い込んできた。これは先週から予約されていたものだったから驚く必要はないのだが、昨日まで根を詰めて別件に精を出していたため、嬉しい悲鳴である。昨日心配していた新規取引先からも発注書の件で問い合わせのメイルが届いていた。彼曰く、「FAX 番号を教えてくれ」。はぁ? レジュメを送れって言われたから、連絡先も含めて送ったのに…こいつは何も見ていないではないか! まぁ、仕事ができて、無事気に入ってもらえて、お金がもらえればそれでいいのだが。

途中で前職から電話があり、今後の仕事の展開について相談した。1 月、2月で大規模なプロジェクトが発生する。それについての相談と、イントラネットへの接続実験などが話題である。VPN の設定がなかなかうまくできず、四苦八苦し、最終的には「ドメイン名が間違っていた」という笑うに笑えない状況に陥った。解決したから、どうでもよい話だが。

昼ご飯はラーメン。半人前である。ただしご飯におかか、すりおろしたゴマ、鮭フレーク、からし昆布、味付け海苔を手でほぐしたもの、グルタミン酸ナトリウム (もうお気づきだとは思うが、「味の素」や「化学調味料」と言わず、こう表現するのがお気に入りである)、しょうゆをかけて、かき混ぜて、食べた。久しぶりのお米である!

午後は、社会保険事務所に出かけた。土浦である。国道の標識を見ると 15 キロ程度。ただこの国道は渋滞で悪名高い。実際途中道に迷ったのもあったが、1 時間近くかかった。手続きはものの 15 分で終了。帰り道もまた長い。

家に着くともう夕暮れ。まだアブスライダーとボディブレードをやっていないことに気づき、急いでノルマをこなす。仕事もやった。母が夜中カラオケに出かけるとのことで、7 時半過ぎに飲み屋まで送り届けた。彼女の友人を途中で拾っていったので、ちょっとしたドライヴの気分。

家に戻り、夕飯。今日のメニューは、ひとくちカツ、キャベツがおかず。主食は、みそ汁 (これは何というのだったか。里芋、にんじん、ゴボウなどが入ったものである) にサイリウムを入れてミニラーメンを作った。中華そばは GI 値が低い。(よく勉強していて我ながら感心である。) それだけでは多少栄養不足かと危惧し、納豆に一昨日の残り物のおかゆを入れて食べた。

食後はまた仕事に戻る。2500 ワード程度だったから、今日中に終わらせると目標を立てたのである。納期は金曜の正午。時間はたっぷりあるが、早く終わらせれば次の仕事があれば、それにとりかかることができる。なければ遊ぶことができる。



ことばについてのコーナー。大好評である。読者諸賢を釘付けにしてしまう恐ろしい魔力を秘めたコラム。これもまたそのうちエッセイとしてある程度形をまとめよう。

さて、間違い・勘違いシリーズ。今日のことばは「フリップ」と「マジック」である。というのは、テレビを見ていて、岡村孝 (これで漢字は合っているか? ナイナイの岡村である) がテレビ番組、特にクイズ番組でよく使う、ボードのことである。我流の解釈だが、ひっくり返して視聴者に見せるという意味から、英語の to flip (flip sth. over, etc.) に端を発していると思っている。一番近いカタカナはおそらく「フリップ」だろう。ところが、よく芸能人が「フィリップ」と言っているのを耳にする。ひょっとしたら、最初にそのボードを考案したのが、Philip ほにゃららという人かもしれないから、頭から否定することはできない。が、やはり「フリップ」ではないだろうか。

これと関連して、昔和田アキ子が某番組で手品のマジックのことを「マズィック」と発音していて、とても気持ちが悪かったことを思い出した。「ズィ」なんていう音はもともと日本語にはない。にもかかわらず、いかにも、という発音で口にしていた。自分のミスでもないのに、非常に恥ずかしかったことは記憶に鮮明である。普通に「ジ」といった方が、まだ本来の英語に近いと思うのだが、、、。これと似た例で、machine がある。「マスィーン」と気取って言っている奴ら。覚えていろ。そのうち・・・。

もちろん、ナレータが番組を盛り上げるために適当に英語風に発音しているのは、問題ない。そんなことまで気にしていられないし、実際内容さえ充実したものであれば、気にもならない。TBS の赤坂だっけか? 奴の歌番組でのインチキ英語にはほとほとあきれかえっているが、まぁ誰にも害を及ぼさないし、とりあえずは慣れてしまった。文句などない。そう考えると、ラジオで英語をきちんと話す人がなぜテレビに出てこないのか、多少疑問が残る。耳に優しくても、目には厳しいとか? まぁ、何を言っても英語のネイティブではない俺の戯言にすぎないか。




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