French Wolf の日記
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2001年11月09日(金) またもや英語…新鮮な児童書


金曜日。

また、長い一週間だった。

昼前会社からまたもや緊急の英訳発生との連絡を受ける。もちろん英語のネイティヴではないが、翻訳となると英訳の方が気持ちよく作業できる。成果物を見比べたら、ひょっとすると英訳の出来栄えの方がよいのかもしれない。和訳は難しい。いや、英訳も難しいのは言うまでもない。ただ、英訳の方が楽しめる。ネイティヴではないだけ、頭を使うし、神経もすり減らす。和訳ではどうしても、原文の英語を自分の頭の中で理解したとたんに、作業の 8 割が終わったかのような錯覚を起こしてしまうのである。実際には、自分からアウトプットされる和文が読みやすく、正確なものでなければならないのにもかかわらず、である。ところが、英訳の場合、元になる日本語が非常に美しく、わかりやすい文章になっているということはまずありえない。日本語の理解からスタートし、自分の中で再構成し、英語として出力する。このプロセスが知的好奇心を充足してくれるような気がするのである。



そうそう。amazon からの発送は来週になるらしい。ということで、ストックしておいた本を取り出した。栗本薫以外の本を読むのは、本当に久しぶりで、新鮮である。今回は、山中恒『背後霊倶楽部』という児童文学。振り仮名も、もううるさい、と思わんばかりについている。栗本が難しい言葉を多用する (語彙が豊富というべきか) とは好対照である。





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