Niseko-Rossy Pi-Pikoe Review
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2012年02月01日(水) タダマス4御礼(3) 北里義之さん、福島恵一さんからレビューをいただきました

んかー、夕刻にインフルエンザA型と診断を受け、出勤差し止めをくらったー。

50年近くの時を越えて年末に出たビーチボーイズ『スマイル』、最初はこれまでのブートの破片に妄想がからまって肥大の限りを尽くしていた幻影に比してコンパクトディスクな印象(なんだそれ)だったけれど、んかー、タミフルのんで鶏肉うどん七味山盛りして聴いたら、ああわかった!切ない吐息のかなたに見えるこのサウンド風景がそうなのねブライアン。メイでもジョーンズでもなかとよ。

タダマス4:益子博之=多田雅範「第4回四谷音盤茶会@喫茶茶会記(四谷三丁目)」、取材いただけた北里義之さんからさっそくのレビュー。

「news ombaroque」
そうなのよー、ミゲル・ゼノンもヴィジェイ・アイヤーもルドレシュ・マハンサッパも、かっちり良さはわかるんですが、交差するサムシングは浮上しない。天丼の可能性を読む耳には、牛丼も親子丼も別腹なのである。

続いて、第1回から皆勤していただいている福島恵一さん。われわれのこの催しの可能性や価値といったものは福島さんの鋭利なテキストによって見えてきたのである。福島さんにはPlay Your Own Thingと出会った頃から言われている気がする。

「耳の枠はずし」

苦し紛れの土俵際「もうおれがモチアンになるしかないと思ってんだよね!」と、神ドラマー橋本学さんに向かって言って「しまった!」と思ったがもう遅い、後方のかわいいお嬢さんたちが笑みを投げてくれて救われた、あはは。ろ、ロラン・バルトですか!把瑠都関の笑顔しか浮かばん。

益子博之が掲げた現代ジャズベスト10を福島恵一が読む。すごいことだ。

今日もまたロクな喋りができなかったなあと頭を下げるとき、福島さんのレビューを読んで、おおそういうことなのかー、フレージング/フォルムからトーン/マチエールへ、なのかー、クレイグ・テイボーンとクリス・スピードにおれたちが感じていることは、そういう地殻変動を指している可能性があるのかー、と、度肝を抜かれる。ジャズ・ファンじゃないと言いながら、最もジャズの可能性のありかを批評しているのが福島さんではないか。そしてそれはこのイベントにかかわったみんなの成果なのかもしれないのだ。

えー、わたしの家族のみなさん、親類のみなさま、まさのりはかように幸福に暮らしておりまするので、むやみに回転寿司で金の皿を食べたり、社会的成功に恵まれない外見的な不遇を同情するような語りは差し控えいただきますようよろしくお願い申し上げます。


Niseko-Rossy Pi-Pikoe |編集CDR寒山拾得交換会musicircus

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