Niseko-Rossy Pi-Pikoe Review
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2010年10月17日(日) |
今日は「ECMカタログ出版記念祝賀会」 2 |
「"ECM Library" (青山「月光茶房」) オフィシャル・オープニング発表」
名称「ビブリオテカ・ムタツミンダ」
この画像、そして福島さんの動かし難いテキストの喚起、ムタツミンダに込められたあまたの意識。
「アイヒャー・エコー」とは単なる音の化粧法ではない。それはいわばマンフレート・アイヒャーによる 「響きとにじみの哲学」の産物なのだ。 音を、世界の生成を、凝視して止まない耳と指先のための。 福島恵一
原田正夫さんのブログ■ 福島恵一さんのブログ■
「ムタツミンダの月の光に照らされている限り、遠い無限の彼方に遊び、切り立った死の淵をのぞきこむことだって可能だ」と、選曲の意味を定位するとは、さすが今日的音楽の最強論者、耳の熊楠、福島恵一だ。熊楠とは南方熊楠だが、音盤茶話会に集まるであろう面々を「福島恵一と北方ロマンチカ」と呼称したい誘惑に駆られる。
Jazz Tokyoでタガララジオを発作的に押しかけ連載し始めて、「福島恵一始動!」だなんて(福島さんは継続的に執筆を続けられていたのに)書いた矢先に、福島さんの「耳の枠はずし」連続レクチャー「不定形の聴取に向けて」が始まって、「ECMカフェ」「純喫茶ECM」で3にんで選曲作業という至福の時間を経て、この間ずっと聴いてくださっていた斎藤さんのビジュアルとも組み合わさって、なんともすべてがマジカルな生成です。
そうそう、斎藤さんが会場にいらしたのでこの写真についてきいてみました。「これ、すごいものが映っていますね、どこで撮ったのですか?」「熊野に行ったときで、結界がはられた立ち入り禁止の場所なのに、あなたは入っていいと言われて・・・」、そのような場所で撮られたものだそうです。・・・なんとも、すごいことです。
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