Niseko-Rossy Pi-Pikoe Review
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2010年10月05日(火) |
映画『ジャーニー・オブ・ホープ』にあった沈黙のこと |
備忘ネタ。
アイヒャーが音楽監修をした90年スイスの映画『ジャーニー・オブ・ホープ』。ガルバレク、リピダル、アンデルセンが使用された。
この映画『ジャーニー・オブ・ホープ』、主人公のおやじは小さな息子とトルコから希望の地スイスを目指す過程でアルプス越えをするはめに陥って、背負った息子を凍死させてしまう。
妻と再会し、横たわる息子に駆け寄った妻のシーン、で、画面が沈黙であり、声をあげる妻の映像だけ、という場面がありました。
これは映画監督の制作ですが、この沈黙、が、ECMの沈黙ではないか、と、当時は思いました。
亡命、希望、苦難、絶望、を、内包した沈黙。
あまりにベタに音楽が使用されたせいか、アイヒャーはこの映画監修の仕事にはその後触れていないようです。
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