Niseko-Rossy Pi-Pikoe Review
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2010年05月22日(土) 「虹色の戦争」



あおいろの空に神さまが来て願いをひとつ叶えるなら、ぼくらのいのちは消えてしまうのだろう。

世界の終わり(バンド名)の「虹色の戦争」が爆音でかかり続ける5月22日の真夜中に。座間裕子さんがカフェズミでかけて来場者みんなをとりこにした(耳の人生の軌跡を少しだけずらした、と言い換えてもいい)フィールドレコーディングを構成したりする現代音楽系の作曲家マイケル・ピサロにしても、福島恵一さんがブログで眼差すディストピア・アンビエントなる音のありようにしても、世界の終わりが歌う世界観にしても、ぼくの中ではひとつの地平に重なって見えている。前方120度で聴いていた耳が、360度全方位に、地平線の向こうまで耳の手が伸びて聴きはじめるような、もう昨日の耳には戻れない、でもそれを伝える言葉の手立てが見つからない、見つからなくていいのだ、そこにはひとはいないし、ひとはいらないところ音、誰が聴くために?、さあ、ぼくはきのうのぼくをおいてけぼりにしてゆこう。


Niseko-Rossy Pi-Pikoe |編集CDR寒山拾得交換会musicircus

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