Niseko-Rossy Pi-Pikoe Review
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大里俊晴さんが逝去されたというのは、年末に月光茶房でサリマン先生と会ったときに知った。
ジャズ批評誌の告知スペースに、 衛星ラジオ:ミュージックバードで大里さんが「越境するジャズ」という番組が始まる、と、あった。 98年ころ? 3ねんも仕事をしないで群馬に住んでいた時期だ。放送開始まで2日しかない。 FM東京にくるまで乗りつけてすぐにアンテナとチューナーを手に入れた。 歌舞伎町のオーディオユニオンでDATのデッキとテープを手に入れた。
番組のテーマ曲はロンリー・ウーマン。
番組のゲストによんでいただいたことがある。 たしか「ECM・ちるミス・音響派」というタイトルを申告して(すげーあほなタイトル!)、パナソニック、小沢健二、ウィレム・ブロイカー、ソルスティスなどをかけた。 受信する耳が音響派のサウンドの登場によって変わった、というようなことを話したような気がする。 ちるミスというのは当時のニフティのおいらのハンドル。ちるちるミスチル。 衛星ラジオで曲をかける機会なんて二度とないので、好きな曲をかけただけだった。 大里さんは内容に不満だったと思う。でも優しく「なるほど、そうですねー」とやりとりしてくれた。
おいらは清水俊彦さんの友人の佐藤満夫さんから4年にわたってフリージャズと欧州即興の手ほどきを受けました、と話すと、 すっかり清水さんリスペクト歓談になったのを思い出す。
最後のロック、とかいう単行本(持っているが部屋の樹海で捜索不可)で大里さんは現代音楽のLP10枚を掲げて、 これよりすごいものがあるというならかかってきなさい的なタンカを切っていた。そういえば。 ロックに対してそれは無理というものだろう。 だれか、そのリストおしえてくれ!
大里さんがベースをつとめるガセネタの『Sooner Or Later』から「父ちゃんのポーが聞こえる(LIVE)」。 浜野純のギターがかなりキレていて、このテンションと速度は世界的なレベルでみても極北だ。
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