Niseko-Rossy Pi-Pikoe Review
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2009年02月21日(土) Jazz Tokyoカートのレビューに加筆して掲載しました

いや、さ、それでartistShareのサイトを見たら、クリス・ポッターも居るでないの!おら、びっくり。現代サックスの二強が揃っている。そいえばポッターもヴィレッジ・ヴァンガード・ライブ盤出していたよね、2007年だけど(クロスレビューにこれも入れるべ)。それでartistShareでポッターはいくつかのダウンロード限定作品?を置いている。なんだこれ。だれか購入して教えてくれ。おれはプーと演っているポッターにのけぞったクチで、その水準のポッターであるのかこわくて手がでん。

そのプーというピアニストからおととい、タイショウン・ソーレイ(Tyshawn Sorey)というドラマーとピアノ・デュオ(!)をしたときのこととかきいていた。誰だいそれ?とYou Tubeをチェックするとマーク・ターナーとの演奏が観れたりして、それもなかなかいいんで驚いていた。

ソーレイは2枚組のリーダー作『THAT/NOT』を最近出していて、それはマーク・ラパポートさんがミュージックマガジンで年間ベストに選出されているんだそうだ。マガジン読んでないから知らんかった。さすがラパポートさんだの。2007年にラパポート=マガジンが年間ベストに挙げたデヴィッド・トーンのクズ盤ECM事件というのがあって、もう参照しなくていいかと切っていたが。そうか、ソーレイは、『何語で?/ヴィジェイ・アイヤー&マイク・ラッド』に近いサーキットの人材なのか。

ソーレイはきくところによると、映像記憶Photographic Memoryの持ち主らしい。現在28さい、この世代の代表との見方をされている。映像記憶というと、モーツァルトや高橋悠治が持っている才能だったろ。おれも音楽は映像的に聴いてる気がするが、そうじゃない聴取を想像できないのでなんとも言えない。おれは何よりもCPUではなく、メモリーが足りないのだ。記憶力がぜんぜんない。

ゆうべ行ったコンサートでは高橋悠治の合唱作品があって、これがすばらしい作品だったのでその分析を急いでいるが、この日のあとの二人の作品と決定的に和音の狙いの次元が異なっていたように聴いた。おれ20だいのころ新宿の三宅榛名と高橋悠治のピアノデュオ・・・夜の時間という連続公演だったか、行ってましたが、三宅榛名の作品はそいえば最近聴いてないですねー。おれが初めて現代音楽のオケが美しいと思ったのはトーキョーミュージックジョイの三宅榛名の作品だったんだ。あれ、も一度聴きたいなあ・・・。

脱線しまくったけど、とにかく音楽は面白いよ。


Niseko-Rossy Pi-Pikoe |編集CDR寒山拾得交換会musicircus

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