Niseko-Rossy Pi-Pikoe Review
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2008年12月12日(金) 「21世紀のジャズ批評」の地平を拓くサイト「コンポスト」が登場!

いーぐるの後藤さん益子さん村井さんの対談が掲載されていると教わった。
「21世紀のジャズ批評」の地平を拓くサイト「コンポスト」が登場!ついに。
このまま雑誌になればいいと期待。

対談の中で、後藤さんは益子さんにポール・モチアン、ジム・ブラック、クリス・ポッターを教わったそうなので、
やはり益子さんがいちばんするどいアンテナがありそうだ。
平井庸一のライブのときテナーの若き天才・橋爪亮督に紹介されてご挨拶だけしていたんだ。
一時の座間裕子がニューヨーク・シーンをドキュメントしていたけど、通ずる感性のありようだと推察する。



おれはもうその辺りは決め打ちしているので、聴牌煙草をくわえているだけの老境に至っている。
今年の海外ベスト(@Jazz Tokyo)もそのセンで選考しあとは作文するだけです。

こないだむすめと大井町でジンギスカンを食べたけどやはり松尾ジンギスカンの古い味じゃないといまいちなんだよな・・・。

海外ベストに本音で挙げたいのは「シェプキンのゴルトベルク」だったりするんだ。
「シフのゴルトベルク」と「高橋悠治76年ゴルトベルク38さい」と併せて今年は記憶したいのだ。

日本ものの年間ベストはこういうふうに原稿をまとめて過ごした。

『ソウル・アンド・ロック / 石川晶とカウント・バッファローズ』
コロムビア・ミュージックエンタテインメント COCP-34681 \2100(税込)

年間ベストにこれを挙げてもいいじゃないか。この時代がかったジャズロックなドラミングに惑わされてはならない。いいか、69年の4月に、このフリージャズと即興がジャズロックの体裁に潜んで、しかもこの一見ダサい選曲!で、ミックスの試行が行なわれていたことを、いいか、『クリムゾン・キングの宮殿』が録音された69年の6月に、2ヶ月先行していた!ことだ。そこが重要だ。タイコの石川晶が辣腕ミュージシャンを集結して結成したカウント・バッファロー(ズ)の最初の録音だ。あの佐藤允彦がピアノと作・編曲で参加しているぞ。おんなこどもが好きなレノン=マッカートニー「ミッシェル」を骨格は崩さずにフリージャズと即興でアレンジして聴かせるか?ふつー。このつぎはいでそのまま出してしまう無造作が男気がいさぎよすぎる。もしくはただの熱血おばかさんだ。彼らの代表作はおそらくA面すべてを佐藤允彦が作曲した『エレクトラム』なのだが、おいらは激レア盤であったこちらを挙げてみた。今年、小西康陽の監修で、コロンビア音源和モノ名盤発掘シリーズとして紙ジャケット仕様で再発されたのだ。味わい深いぞ。サンマのわたどころではないぞ。おれはじじいになって、これに酔いしれる。朗々とした「ヘイ・ジュード」のうしろで別次元でフリージャズ演奏してんじゃねー、笑うしかないー。タイコもベースも強靭に上手いし。清原・長渕ファンは心意気で聴け。


Niseko-Rossy Pi-Pikoe |編集CDR寒山拾得交換会musicircus

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