Niseko-Rossy Pi-Pikoe Review
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2008年07月10日(木) このありえない豪華な演目と人間国宝総出演



家族のケータイ代金をやっと支払う。
誕生日にケータイを職員室に保管されるという次男に生誕16年記念こずかいを支給せねば。おいらのたたかいはつづく。売れるCDが底をつきつつある。

あ、そうだ、3日のジスモンチ+沼尻竜典指揮+東京フィル、で、おいらはECMファンに帰還したかも。

「ふくらはぎのこむらがえり」を「ふくらはぎのこもりがえる」と言いちがう。
子守りガエルがふくらはぎにいる妙な像がうかぶ。

このありえない豪華な演目と人間国宝総出演は見逃せないものです。

源氏物語千年紀記念 2008年8月16日(土)
古典芸能鑑賞会〜物語文学と古典芸能〜 
国立能楽堂(千駄ヶ谷) 13時開演 正面席10,000円。 (終了予定時刻 17時)
・講演 源氏物語と花 馬場あき子(歌人)
・山田流箏曲  石山源氏 上、下
  箏:山勢松韻、岸邊美千賀、三弦:山登松和
・地歌箏曲 新青柳
  箏:米川文子、三弦:富田清邦
・喜多流 能 半蔀
  シテ:塩津哲生、ワキ:宝生 閑、アイ:山本東次郎

12月13日のビーバーの秘曲「ロザリオ・ソナタ」全曲演奏会はチケット発売開始15分で完売。それはそれはかなしい。

(下記CDレビューはJazz Tokyoで読んでね)
 ジャズファンもクラシックファンも素通りしてほしい。おれはECMファンとだけ話したい。標題音楽はある。音楽史において標題音楽は当然低位の範疇であることはわかっているし、それは保育園児が楽しむようなものだ。それでも、90年代ECMの代表格として提示したい作品 『海 The Sea』 (ECM 1545) は、一音の足し引きもできない、鳴り出したとたんに北欧の海が眼下に映り始めるという、書いていて恥ずかしいのはわかっているけれどもやはりそう書くしかない、表題音楽であり、ときに人生をつらぬくヴィジョンを与えるようなレコーディングの謎だ。70年代の最高の編集者である故小野好恵氏の散骨の際に、この音楽が流されたことを氏の評論集のあとがきで読んだ時の、感性の連なりといった確固たる信仰や祈りのような受け止め。
 そんなことを言われても読んだひとはどんな音楽かわからんくて困るわな。編成は。ヤマハピアノ教室の主任レベルのすっくと一音一音置き切る非ジャズのピアニスト、アメリカのヒッピーなれの果てを隠匿するヒーリング・チェリスト、ストラトキャスターをギンギン鳴らすだけで北欧の空を描く永遠のギター小僧、痙攣するシンバルワークと地鳴りのようなバスドラの非リズム不確定ドラマー、というのが 『海 The Sea』 を奏でていた。この4人、録音後 The Sea Quartet としていくつかの公演をこなしている。ブライトンにいた友だちに頼んでMDを聴かせてもらったが、ライブ盤を出すに相応しい出来である。


Niseko-Rossy Pi-Pikoe |編集CDR寒山拾得交換会musicircus

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