Niseko-Rossy Pi-Pikoe Review
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2008年07月11日(金) |
「痛みが美に変わる時〜画家・松井冬子の世界〜」が再放送 |
おいこい。
日本画家の松井冬子を知っておるか?■
話題となったNHK制作の特集番組が今度、再放送される。> ■
[NHK 総合テレビ] 再放送日:7月20日(日)午前2:30〜 感覚的には7月19日(土)の深夜だ! 「痛みが美に変わる時〜画家・松井冬子の世界〜」 (2008年4月20日放送)
彼女の絵を雑誌かなにかで見たとき、瞬間的におれは山岸涼子の津波シーンを思った(「鬼来迎」というタイトルの作品らしいが)。 おとこにはつくれないヴィジョンというか、 どのおんなにもこれを視てしまうからおとこは喰われるようにおんなに魅かれるというか。 オトコが惚れるのは彼女個人の背後に潜む歴史と世界をつらぬく女性性といったものであり、 玩具的であろうと知性があろうと。 ・・・と、そういうときもあるわな。と、おれは思う。
松井と山岸をつなげる感覚的ロジックはあるかないか未検証だが、 松井にはるか先行して山岸が歴史的にあったと、おれは言ってみたい誘惑にかられる。 さらに言えば、マンガは前衛して日本画を復興した、とか。
この番組に上野千鶴子が登場している。 ロッキングオン社「SIGHT」誌2008年夏号のコラム「東浩紀ジャーナル」で、 上野のベストセラー『おひとりさまの老後』が俎上に。 ほんと肝心なところでぼかしたり逃げたりけむにまいたりするのが団塊の世代だ。
秋葉原の犯人はそういえば切れる17さいと騒がれた世代で、 就職氷河期に漬けられハケンという名の蟹工船にうごめく団塊ジュニアだろ。 団塊世代は派遣労働者法案という労働の自由化に対して おのれの十分な退職金を背景に抵抗はほおっかむりして不十分だっただろ。
洞爺湖サミットで自衛隊は航空機を撃ち落す訓練もしてただろ。
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