Niseko-Rossy Pi-Pikoe Review
DiaryINDEX|past|will
2008年03月12日(水) |
Jazz Tokyoではテオ・マセロの追悼特集も組まれた |
8日に山下洋輔が石川県の海岸で炎上するピアノを演奏したという記事に「たださん、こんな演奏どーなんですか」と問う。
こっちはアレクサンドル・タロー(Alexandre Tharaud) ■のピアノ・タッチにおののいて震えながら出勤して上着を脱いだところなのに。せかいはいびつだよ。 タローって太郎だから日系なのかと思ったら純粋なフランス人のピアニスト。「何を弾いてもドビュッシーのように聴こえる」なんて形容されるのですね。
Jazz Tokyo ■にこないだ書いた三善晃作品のコンサート評が掲載された■。 これはこれで読んでもらいたくて書いたので読んでね。 あ、何書いてんだ。ここでも小沢健二の名を書いている。おととい仕上げた「マタイ受難曲」のコンサートにも小沢健二の名前を書いている。それをぜんぜん自覚していない、おれ。ばかみたい、おれ。
Jazz Tokyoではテオ・マセロの追悼特集も組まれた。 「Black Knight」についてぼくが書いた短いレビュー■もリンクしてくれていた。 「ごく稀に、音楽が人を聴くことがある。」という書き出し、そういえばそんな奇跡のような録音もあったのだ。
こんな謎に満ちた音楽に、ぼくたちは届かない。
届かないところに鳴る音楽にぼくたちはあこがれ途方もなく長い道のりを歩く。
世界はぼくのものにはならない。世界は誰のものでもない。ぼくは世界のほんの一部にすぎなくて、思いつめるのは手の届かないところにあるものに触れたいということ。そしてそれは隣に座っているひとの中にあったりする。
稲岡さんの「テオの思い出」という追悼文がマセロの人柄を偲ばせる。
|