Niseko-Rossy Pi-Pikoe Review
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2007年11月27日(火) ベートーヴェンの最後のピアノソナタや弦楽四重奏曲とは

大江健三郎72さい。
いつぞやは朝日新聞のCMに出ててびっくりでしたが、
今日の読売朝刊19面。大江の新作についての記事で。
”芸術家的「晩年のスタイル」〜円熟ではなく破局の大転回”

大江氏は、トーマス・マンやジャン・ジュネなどの晩年の作品に言及したサイードの論考を読みつつ、ベートーヴェンの最後のピアノソナタや弦楽四重奏曲をくり返し聴いたという。
「これらの曲は円熟からはほど遠い、ヴェートーヴェン自身への裏切りのような大転回でもあります。一人の人間が統一できないバラバラなものが一挙に放り出された感じで。アドルノ(ドイツの哲学者)は、それを破局の情景であると言った。しかしサイードは、最も完成されて美しい、しかも新たな次元に至った作品でもあったと評価した。20世紀の音楽はシェーンベルグから武満徹まで、ベートーヴェンの晩年の破局から出発したのだ、と。僕はサイードの結論に賛成します」

記事の中、ベートーヴェンの表記が2つある・・・

なに、ベートーヴェンの最後のピアノソナタや弦楽四重奏曲とは、そういうものなのか。
聴きてー。
はずかしながら聴いたことないのであります。


Niseko-Rossy Pi-Pikoe |編集CDR寒山拾得交換会musicircus

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