三善晃の作曲は、合唱といい、オーケストラといい、その響きのかたまりが、まるで生きもののようです。混声六部合唱、尺八、打楽器、十七絃のための 「変化嘆詠」 〈一休諸国物語図絵より〉 (1975)という曲が聴けます。■写真は三善晃著『遠方より無へ』白水社刊2002年新装復刊。これは音楽家が書いたものという水準をこえていて。