Niseko-Rossy Pi-Pikoe Review
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2007年10月22日(月) で、イエスの『究極 Going For The One』。



で、イエスの『究極 Going For The One』。
30ねんぶりくらいに聴くぞ。
もっとスペイシーに鳴っていたはずだぞ!あの頃は。
でもいい、しかしジョン・アンダーソンが作曲する盛り上がりパターンのいやおうなしのちからわざ、これはもうゴスペル手法なのだし、歌っている内容はニューサイエンス系の「あんただいじょうぶ?」的な世界なのだけど、いやーたまらん。耳がキーンとするまでイヤホンの音量あげる。

1曲目「究極」、イエス流ロックンロールと渋谷陽一は紹介していたが、イントロもサビも高音部から入ってくるアンダーソン特有の歌いまわし、そんで、後半の短いフレーズを連打して盛り上げる、『危機』のエンディングを飾った手法、盛り上がってはじけるこの境地!Going For The OneのOneがはなくそが詰まったように半音下がるまぬけな旋律なのだが、それがこの楽曲の成功の鍵だったとは誰も知るまい。

2曲目「世紀の曲がり角」、へんなタイトル。しかし名曲。ハウのアコギのつまびきとアンダーソンの静かな歌い出し。これが変奏と拡大をくりかえすに従って、これでもか的な盛り上がりに向かう。5分14秒すぎには、聴くものすべてが空中に浮かんでしまうという、まるで坂本真綾「Feel Myself」の原型を聴く思いをするのはわたしだけである。

いやー、この2曲を続けて歌ってみると(もちろんだれも聞いていないが)、これは何か呼吸法としてもすぐれているのではないだろうか、健康維持に役立つのではないか、などと思うのであった。


Niseko-Rossy Pi-Pikoe |編集CDR寒山拾得交換会musicircus

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