Niseko-Rossy Pi-Pikoe Review
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2006年07月30日(日) |
09. ダニー・ボーイ / 渋谷毅&森山威男 (2001) |
09. ダニー・ボーイ / 渋谷毅&森山威男 (2001) >日本音楽史の至宝・渋谷毅が弾く「ダニー・ボーイ」。このCD録音の報せを聞いたのは、芝浦で東京ザヴィヌルバッハのライブを待っている時だった。徳間ジャパンの福井亮司さん、この方はトリオ・レコード時代に栄光の「モダン・ミューザック・コレクション」というトレイシー・ソーンやホルガー・シューカイ、アネット・ピーコックと並べてスティーブ・ライヒ、エブリマン・バンド、メレディス・モンクなど(このあたりのラインナップはうるおぼえ・・・)を国内盤でリリースした(お、ここに記述あり!>■)ことでECMファンやパンク世代には有名ですが、「すごい録音しちゃったー!」と。 「渋谷毅と森山威男がデュオぉ〜?音が想像できませんー」「いやー、それがねー・・・」。 この『しーそー』は芸術祭優秀賞(文化庁)とジャズ・ディスク大賞日本ジャズ賞(スイングジャーナル社)をダブル受賞。 歌伴をさせたら付け入る隙の完璧に無い渋谷さんのピアノ・ソロに!・・・な、なんと、森山威男が伴奏してしまっている驚異なのである。ど、どうやって渋谷さんの後ろで叩けるのか!断じて不可能!科学的には立証できないタイコでのバッキング! こ、こんな演奏が、可能なのか。 ある意味、このありえなさに爆笑である。唖然である。そして奇跡である。そして感動である。
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