Niseko-Rossy Pi-Pikoe Review
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2006年07月01日(土) |
チャーリー・ヘイデン好きとしては、かつてポール・モチアンとのデュオ曲「For A Free Portugal」 |
うおお。イングランドとポルトガルの試合が始まった。 イギリスの国歌■ってかっこいいねー。 スコットランドを打ち破れ、と、国歌の歌詞にあるのね。今、知ったです。
チャーリー・ヘイデン好きとしては、かつてポール・モチアンとのデュオ曲「For A Free Portugal」に深く、深く、ポルトガルの人民の苦悩の歴史を知ったわたしなのですが、夜食はイングランドに賭けてしまいました。
『クロースネス / チャーリー・ヘイデン』 ■>なんやこのジャケ、耳なしレビューは!・・・やっぱこっち>■ 青春盤に相応しい、ヘイデンと、ジャレット、オーネット、アリスコルトレーン、モチアンとのデュオを収録。 モチアンとの「フォー・ア・フリー・ポルトガル」の演奏には戦場のサウンドがコラージュされており、遠くに聴こえる哀しみが静かに重たい。この作用が音楽ではないと当時は評論家が得意げに書いていたのだが、なんて小せえのかの。
CDを取り寄せてみて驚いた。え?パーカーとトリスターノのトリオ演奏?
1951年8月にレニー・トリスターノとチャーリー・パーカーとケニー・クラークがトリスターノん家で録音した 1. All of Me 2. I Can't Believe That You're in Love with Me ケニー・クラークは電話帳を叩いている、というトリオの自宅録音。別段なんでもないところがすごい。パーカーは最盛期とは言えないけどさすがに速いし、トリスターノもなにげに星一徹ぶりである。 何も生まれないと悟ったこのトリオだったのか、しかしパーカーもトリスターノも、何かが生まれるのではないか、と、演ってみたのは確かなのだ、何気ない演奏なのだけど、録音状況も悪いけど、電話帳を叩いている演奏なのだけど。
わたしの耳には、パーカーが開いたジャズの領野やら、トリスターノに由来する音楽たちやら、が、このしょぼい録音に対して無数に反応しまくって、息が詰まる。
ぼくは、純粋に音だけを聴く、という文言(もんごん)の意味がいまだにわからないでいる。
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