Niseko-Rossy Pi-Pikoe Review
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2006年05月15日(月) |
「イノセント・ワールド」は、バンドは演奏だけでオーディエンスが歌詞を全部歌いきってしまう |
日本橋交差点にて。
え?・・・トドワラに行って、それから?そう簡単には教えられないな、ゴールズワージーの「林檎の木 The Apple Tree」■に勝るとも劣らない美しい初恋の物語じゃし。 お、この本のアマゾンでのレビュー文に、このようなフレーズがある。 「愛は脆くもあり、崇高でもあり、純粋でもあり、偽善的でもある。」 見事な定義の仕方である。・・・この一文のような歌曲といえばCocco(真喜志智子)の「強く儚い者たち」か。
リッチー・バイラークの「サンデイ・ソング」がシンボルな美しい恋もあった。
どうしてこう、思い出す昔の恋人たちは笑顔ばかりなのだろう。
「陽のあたる坂道を昇る その前に また何処かで 会えるといいな その時は笑って」
陽のあたる坂道、とは、天国への道である、人生の末期の走馬灯である、と、解した末次安里さん、あ、メールに返事だしてないや、そう、こう解しなければ、その時は笑って、という歌詞と歌唱が内包する表現が釣り合わないのである。
DVD『MR.CHILDREN DOME TOUR 2005 “I LOVE U” 〜FINAL IN TOKYO DOME〜』で、 この「イノセント・ワールド」(1994年6月発売)は、バンドは演奏だけでオーディエンスが歌詞を全部歌いきってしまう。 これがすごい。 宗教の持つほんとうのちからというのは、こういう瞬間に発生しているものだと感じる。
「いまの この気持ち ほんとだよね」、と、小沢健二が歌った、こと、と、つながっている、と、感じる。
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