Niseko-Rossy Pi-Pikoe Review
DiaryINDEX|past|will
2004年12月05日(日) |
アジカン“No Member, November”ツアー最終日@日本武道館! |
アジカン■@日本武道館。 ツアー“No Member, November”の最終日となった。
そっか、アジカンって、タテのりジャンプ大会バンドだったんだ。 長いインディーズ時代を経て辿り着いた日本武道館、という位置付けもあったやも。下北沢シェルターを模してステージセットをあつらえたとも。「長かったですね、ぼくたち結成して9年、CD出すまで6年で・・・。」という後藤くんの素朴なMCに泣けた。
アンコール前の本編のラストは「海岸通り」。この曲だけバックに12人のストリングスが登場した。
アジカンの『ソルファ』について、10月29日の日記に書いた 「ジャケの少女が手にしているのはオープンリール・テープ、つまりアナログ、つまりアンチ・デジタル、という姿勢である。 歌詞カードは縦書きで印刷されている。後藤正文の書く歌詞は、いまもっとも読まれている現代詩である。」 これはミュージックマガジンの高橋編集長も指摘していたので気をよくしていたのだけど、 日の丸が掲げられた日本武道館のアジカンのライブで歌詞を叫ぶ若者たち、は、どんどん日本語の価値を身に沁みているようだった。 声を出して読みたい日本語と大人たちは周回遅れで後追いしているのでした。
アジカンの缶バッジセットの「君の街まで」をスノボジャケットに付けました。色彩的には白地に赤と金が基調のデザインです。 ツアータイトルの“No Member, November”のアルファベットの“O”の部分は真っ赤なマルでした。 そして日本武道館の天井に掲げられた日の丸。
と、ここで、アジカンと日本の右傾化をつなげて考えてしまわないようにしてほしーです。 国民総背番号制で脱税を防ぎ、法人監査をしっかりとし、労働基本法の遵守もしっかりとし、相続税率を強め、社会の再配分機能を高めるのがいいのではないかと考えているわたしは右なのか左なのかわからないのですが。
あ、そうだ、後藤くんがライブで曲の最後に「アトゥー!」と叫ぶのは、「ありがとう」の意だったのでした。今日のライブで理解しました。
あしたはピーターバラカンのことについて書きます。
|