Niseko-Rossy Pi-Pikoe Review
DiaryINDEX|past|will
2004年03月26日(金) |
菅野邦彦って、お兄さんが菅野沖彦なんだよね。・小沢征爾・佐々木敦のオザケン・毎日ミスチル(宮台真司「Hero」) |
レッチリのDVD『live at slane castle』を観ながらギターマガジンを読む。うにー、知らないCDってどしてこげによさげなんですかにー。 3月からエアロスミスはチープ・トリックを前座にしてツアーだそう。ぼくが中学ん頃のアイドルが揃い踏んでる。 ギターマガジンの特集は「ジョン・トロペイ、デヴィッド・スピノザ、ヒューマクラッケン、ニューヨーク・スタジオ・シーンの3大ギタリスト特集」。 3人の代表作とそれぞれの11枚の参加作品が紹介されています。なにげに労作。 ポール・マッカートニーの「アンクル・アルバート〜ハルセイ提督」のギターはデヴィッド・スピノザなのだそうです。うっとり。
▼ 「ただくん、菅野邦彦のピアノって、そんなに良かったんだー。」 「ええ、夢に出てきますー。」 「70年代にも友だちが菅野邦彦のピアノにハマってたっけな。鈴木勲のアルバムで聴いたことあるけど、たしかにうまい。」 「ライブはまた違うんですよー。それにじじいになってて、そこに顔を出す音楽の猛獣…。」 「狂気を秘めたカクテル・ピアノ、ね。」 「名言でしょう。」 「菅野邦彦って、お兄さんが菅野沖彦なんだよね。」 「おえ!ほ、ほんとですか?オーディオ界の天皇と称される、あの菅野沖彦ですか。」 「えー、知らなかったのー?」 「いやー。すげー兄弟だなー。」
▼ 23歳の無名な若者に過ぎなかった小沢征爾は、初めてのヨーロッパの土を踏んだそのパリで、偶然ホテルの食堂にいた老人と。 「あんた、どこの映画会社?」(ちょうどホテルに日本から映画のロケ隊がきていた) 「いえ、ぼくは音楽をやりに来ました」 「名前は?」 「おざわせいじ」 その老人が知っているはずもないが、そう答えた。その老人はちょっと考えてから、 「ぼくはあなたのお父さんを知っているよ」
その老人は小林秀雄だった。
小沢征爾の父(小沢健二のおじいちゃん)、開作と小林秀雄はよく酒を飲んだらしい。 北京の小沢家に、ある日満州のひとからもらった壷が置かれていた。 「きみは何だってこんなニセモノを飾っておくんだ!イカサマだ!」と壷を庭に叩きつけた小林秀雄。 「そんなことはわかっている!おれは気持ちを飾っているんだ!」と小林を殴る開作。
「芸術」と「人間」
▼ 午後11時。小沢健二の「ラブリー」と「ぼくらが旅に出る理由」を、漆黒に浮かぶ梅の花を見ながら聴く。 「ラブリー」の刻むビートが恋する気持ちの拍をあらわしている。服部克久のオーケストラが後半、高揚させる。 「ぼくらが旅に出る理由」はオーケストラだけでも飛んでしまう。ハープが執拗に奏でるのは疾走する哀しみだと思う。
ビデオ『VILLAGE 〜the video〜 / 小沢健二』の曲目を、ただただコピペしてみる。 1.VILLAGEのテーマ 2.ぼくらが旅に出る理由 3.ローラースケート・パーク 4.東京恋愛専科・または恋は言ってみりゃボディー・ブロー 5.戦場のボーイズ・ライフ 6.愛し愛されて生きるのさ 7.強い気持ち・強い愛 8.天使たちのシーン 9.ラブリー 10.いちょう並木のセレナーデ 11.ドアをノックするのは誰だ? 12.ラブリー
音楽評論家の佐々木敦さんのサイトがあって、小沢健二の項目があった。意外。なんかうれしい。 ■atsushi sasaki@faderbyheadz.com
▼ 毎日ミスチルのねたを書くんだった。 次はJenのインタビューを読んでみたいな>ロッキンオンジャパンさま。
ミスチルのファースト『everything』、いちばん好きな曲はもちろん「君がいた夏」でいいんだけど、それは「Lord, I miss you」の失恋感をギターのカットで描く1曲目の切なさ、が、あってこそ、だと思う。
宮台真司さんのサイトで「Hero」の指摘があった。 ■「CDが売れなくても誰も困らない」 “ちなみに03年のJ−POPシングルの上位20位を分析したけど、主語があったのは桜井和寿の「HERO」だけ”とのこと。
|