Niseko-Rossy Pi-Pikoe Review
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2004年03月18日(木) |
『Evening Falls / Jacob Young』(ECM1876)2004 |
ツァブロポウロス(Tsabropoulos)のECM第3作『Triangle』(ECM1752)2004、は、トリオとしては標準作。演奏力はさすがなれど構成力弱し。 『Achirana』(ECM1728)1999が美しすぎたのね。
ノルウェーのギタリスト、ヤコブ・ヤング(Jacob Young)。 『Evening Falls / Jacob Young』(ECM1876)2004。 ECMから新たにギタリストが登場するというのは何年ぶりでしょう。 ジャジーな中に、2管の響きがかっちりと寄り添い、ヤコブ・ヤングの奏でるギターにこってりと酩酊させられた。 こういうのはすぐに国内盤にしてリリースしてくださいまし、ユニバーサルさま。 これはおそらくECMとしてはコニッツ〜ホイーラーらによる『Angel Song』以来の詩情の深さだ。 決して甘く収まらないのはクリステンセンのタイコによるもの。
わたしのよな逸脱音楽嗜好者をもねじ伏せてしまうヤコブさん、たいしたもんだ。 (とゆうよか、わし、最近すごくオーソドックスにジャズ好きになってるかも) (こういうの聴いてると、なんでこんなのが面白いのだ?とフリージャズ系CDを手にするわたしになれる、耳の多重人格)
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