Niseko-Rossy Pi-Pikoe Review
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2004年03月04日(木) |
ミスチルをミスチルたらしめているJen・ニュース23「タガタメ」演奏後の放送会話内容全文 |
ミスチルをミスチルたらしめているJen、であることがいよいよはっきりしてきた今日この頃、です。 ミスチルのことなら毎日でも書きたいぞ。
ミスチルのシングル『掌・くるみ』がサイトでアナウンスされたときの映像、ホワイトボードがガタッと落ちるシーン、ピアノでの「くるみ」のイントロ(これもCD化してほしいなあ)、は“directed by Jen”でした。
ミスチルのドラマー鈴木くんが、なぜ“Jen”と呼ばれるのか、は、スズキのスクーター“ジェンマ”から、“Jen”と呼ばれるようになったそうです。
桜井くん田原くん中川くんは同じ高校で、ドラマーに鈴木くんを誘ったところ、浅香唯主演の映画『柔』の男優役のオーディションの結果待ちを理由に延期され続けていた、という話(ありえねー!)も、なかなかいいエピソードで笑える。
ミスチルの楽曲におけるタイコの凄さを初めて感じたのは「口笛」で、です。(ちょっと遅いかも、です。) このJenのタイコの良さ、について、ちょっと古今東西のタイコにくわしい友だちに分析してもらいましょう。 <分析テキスト(近日アップ予定)>
年末からTV出演して「くるみ」を3度ほど歌っているミスチルの映像をチェックしてみて気付いた(今ごろ)のだけど、 「くるみ」の桜井くんの歌唱に見事なバックコーラスを入れているのは、“Jen”なのです。
桜井くんと“Jen”は、ただの酔いどれちんぽだしブラザーズではない、音楽史に残るコンビだと思います。
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繰り返すけども、ニュース23「タガタメ」、演奏セット、すべての演奏、桜井くんのすべての歌詞の一字一句の表現の強さ、 カンペキだ。DVDでリリースすべし。放映されなかった関西圏のファンへの償いとして、TBSは尽力すべき。 こんな演奏、人生でそう出会えるものではない。
2・20日記に書いた内容を補完する意味でここにアップします。
『ニュース23「タガタメ」演奏後の放送会話内容全文』
草野アナ 「どうも、ありがとうございました。…ずーんときましたね。」 筑紫 「すーごいね、あの、強い歌なんだけども、どういう、いちばん気持ちを込めてこういうのを作ったんですか?」
桜井 「うーん…、まああの、気持ち、いっぱい込もっているんですけど…。 でも、あの、たかだがミュージシャンが、あの、社会のこととか、を、歌っている、というのではなくて…。 あの、こうやって、声高らかに、歌ってますけど家に帰れば、 嫁のひとりも説得できないような、はは(笑)、人間が集まって、やってるんで…、 それをなんか、歌いながら、自分に突っ込み入れながら、はい、やってますけども…。」
草野アナ 「プロデューサーの小林さん。小林さんのこの曲にかける思いは。」
小林 「いや、まぁ、こういう歌を歌うというのは、それ相応のリスクというか、 理解されないようなこともあるのかと、そういう思いは作っている時からありましたけども、 こうやって今日のようにたくさんのミュージシャンとやって、音楽として思いをひとつにやれるということがいちばんいいと思いますし、 こうやって連鎖してゆくということが、それがやっぱり、作ったときからの願い、という、そんな感じです。」
筑紫 「桜井さんはたかがミュージシャンと言ったけどもね、 アーティストというのは、人より敏感に世の中に吹いている風とかそういうのを感じ取ることで成り立っていると思うんです。 やっぱり、こういう歌を作りたくなる、一種、この世の中の空気をすごく感じているのかな、と、思ったんだけど。」 ★出た、芸術家=カナリア説。古い左翼がよく使う。今ではみんな小学校高学年でマスターしてるぞ。
桜井 「そうですね、事件とか悲しいニュースとかありますけど、そこの責任追及するんじゃなくて。 自分の内面に責任とか原因の一端はあるんじゃないかということを常に感じていたいな、と、思いますけど。」 ★この桜井の言葉は、報道メディアにある人々へのこの上ない痛烈な批判になっていることに留意。
筑紫 「被害者・加害者という言葉がありますけど、これは子どもの世界で起きていることではなくて 大人の世界のもの、というのはありますよね。★「ここで小林武史の飽き飽きとしたという表情がアップされる」 それにしても、ガーンとくる歌をありがとうございました。」
■musicircus
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