Niseko-Rossy Pi-Pikoe Review
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2004年03月02日(火) |
パットメセニーはノルウェー種だった(成田正)・「タガタメ」ニュース23ライブ音源を緊急DVD化しろ |
この『ロヴァ耳日記@練馬平和台』へのアクセス・ランキングが落ちてしまっている。書く密度もユルくなっている。昨日の日記に加筆した。
ジョーヘンリーも田村夏樹も菊地雅章テザートムーンも渋さ知らズもトーマススタンコも『何語で?』もジミーライオンズボックスセットも坂本龍一も『マグノリア』のサントラ(ジョンブライオン)もクレイジーケンバンドベストもラルクアンシェルも、ロレックスデイトナもJALの株も『アドリブ』誌3月号もダノンヨーグルト4個パックも手に入れた。しかし、音楽聴取時間が仕事の移動中にしか、だいたい2時間くらいしか取れなかった。そのくせ知り合ったおねえちゃんに付き合って浜崎あゆみのライブDVDをしっかり観ていたりする。よっちゃん(野村義男)のギター、また上手くなってないか?浜崎あゆみって、エジプトのツタンカーメンみたいな顔なんだなー。Hitomiによる浜崎あゆみカバーアルバムを聴いてみたいぞ。
2・14に書いた日本チャーリーパーカー協会会長“辻バード”こと辻真須彦さん(71)の2回目の放送を聴き逃してしまった。惜しい。そういえばこういうことも話していた。「ボクはね、サックスをやっていたから、ちょっとジャズ評論はできないんですよ。ジャズ評論をするひとというのは、たいていがリズム楽器を司っているベーシストかドラマーなんですね。」これが意味するところは深いと思うのだけど、どうだろう。
▼ 『アドリブ』誌3月号にジャズ評論家の成田正さん(2・1日記参照)がパット・メセニーについて興味深い指摘をしていた。 ECMファン、メセニー・ファンには、スクープと言えるような内容だ。
「ウチの裏庭でギターを練習しながら見上げたカンザス・シティの空の向こうには、きっと面白い世界が広がっているに違いないとずっと思い続けていたよ」(パット・メセニー)。
『トランペットを吹いた祖父のビヨルン・デルマー・ハンセンは、ノルウェイからウィスコンシン州に入植した移民二世。お父さんも実兄マイクもトランペッターで、パットも一時は目指したことがあったのは良く知られている。曾祖父が入植したのは19世紀末のことだそうだ。 少年が空の向こうに探したのは、ひょっとすると北欧ノルウェイから吹いてくる風だったのかも知れない、というのが、これを聴けば聴くほど膨らんできた見立てだ。』 『「ニュー・シャトゥーカ」の曲説明で、曾祖父が「シャトゥーカ座」といって、いわゆる旅芸人だったことに触れている。「ニュー・シャトゥーカ」とは、ツアーで飛び回るパットを見た祖父デルマー・ハンセンが言い出したフレイズだそうだ。「やっぱり血は争えないんだなあ」と痛感したらしい。80年に他界するまで、パットや家族と何度もジャム・セッションし、朗々たるプレイを披露。』
ちょっと引用し過ぎな気もするけど、面白い事実が披露されています。全文についてはぜひ雑誌をご購入ください。
メセニーの音楽はアメリカの大地の上ミズーリの空の下で醸成されてきた、というわたしの中の常識的なイメージが、ひゅっとノルウェーの凍てついた空気につながってしまう、のである。
▼ パット・メセニーの自選ベストがユニバーサルから発売されている。 『ECM 24-bit ベスト・セレクション パット・メセニー』
1.ブライト・サイズ・ライフ 2.フェイズ・ダンス 3.ニュー・シャトークァ 4.エアーストリーム 5.エヴリデイ(アイ・サンキュー) 6.イッツ・フォー・ユー 7.ついておいで 8.ザ・ファースト・サークル 9.ロンリー・ウーマン
ふーん。ま、メセニーが自分で選曲したんだからなー。たしかに音楽の果実っぽさは濃密な気はする。まだ聴いてないけど、まず聴かないな。 なんつったって、わたしにとって『アメリカン・ガレージ』というのは、ECMレーベル全カタログの中で最下位を争う代物。 「オザーク」を入れろ!「ザ・バット・パート2」を入れろ!
ごめんごめん。こないだメセニーの最高傑作は『Quartet』って言ったけど、やっぱやめ。
『ミズーリの空高く〜スペシャル・エディション [LIMITED EDITION]』DVD付き、というのが出ているではないか!やっぱこれにする。
このCDの、ジム・ウェッブの曲「The Moon is a Harsh Mistress」、この曲はたまらん。聴き始めると、あごがはずれて、せぼねがゆるんで、うんこがむりむりでてきてしまうような、まるで北斗神拳で秘孔を突かれたかのような状態になってしまう。車を運転するひとは気をつけなければならない。運転手はそのようになってしまうし、車も走行中にハンドルがはずれて、サスペンションがゆるんで、タイヤがばらばらはずれていってしまう、じゃじゃ馬億万長者みたいになってしまうのである。
▼ 小田和正のニューシングルは『まっ白』というもので、それは、年末に桜井和寿に引導を渡されたときの頭の中のことか、と、思ったけど。
友だちが、こないだの筑紫哲也「ニュース23」でのミスチル「タガタメ」を、もう20回以上観ているという。もう、この演奏、でなくしては、ならないと力説している。たしかに、すごい演奏だった。世の中に熱を与え、光をはなつ曲だと思う。
それで犯罪は無くなったりはしないだろう。さっきニュースで、どっかの産婦人科のじじいが、本来なら帝王切開しなきゃなんない生まれてくる赤ん坊を、吸い取り器具でもってアタマを引っ張って引っ張って無理やりに引っ張って胎児を取り出して、やわらかい胎児の頭蓋骨の中身がぐちゃぐちゃに出血してその赤ん坊は死んでしまったのだそうだ。頭の中、真っ赤、だったのだ。おい小田和正、そんな歌歌ってエンターテイメントなんて言ってる場合かよ、「生まれ来るこどもたちのために」を歌った小田さんはこの事件をきいてどう思われますか?
テレビ局は交通事故の凄惨な場面を放映したほうがいい。医者は算術であってはならない。愛国心なくして倫理はない(福田和也)。労働基準監督署は仕事をしろ。ルールを作ったらそれを守れ。
■musicircus
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