Niseko-Rossy Pi-Pikoe Review
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2004年02月17日(火) プレスティッジはソニー・ロリンズの『サキソフォン・コロッサス』の直前に、このMOONDOGを録音しているんだぜ

両国の『かどや』でとりのさしみ(鴨だー)。
渋谷で回転寿司。いくらマル、たまごサンカク、こはだバツ、えんがわニジュウマル、はまちマル。
はまちを食べながら、セーラー・マーキュリーの好物がはまちだと知ったときの嬉しさ、ぼくとおんなじだ・・・、をいつも想う。

渋谷のジャズ喫茶でまったりまったりとした午後を過ごす。

「プレスティッジはソニー・ロリンズの『サキソフォン・コロッサス』よりも前に、
56年にこのMOONDOGを録音しているんだぜ、
ただくんよ、この演奏にビリー・ハーパーを見つけられるか?」

エドガー・ヴァレーズの『THE COMPLETE WORKS』2枚組を入手。
リッカルド・シャイー、ロイヤル・コンセルトヘボウASKOアンサンブルによる、まさに偉業、だ。

一時、サントリーホールにやみくもに通ってしまった時期もあった。オーケストラの弦の海のうねり、を、ナマで、浴びなければだめだ、と、若気の至り、か、クラシックへの最短の飛び込み、かは、わからない。ぶっちゃけて言うと、ぼくはコンサートが始まる前の、あのオーケストラのチューニングのざわめき、まさに“ざわめき”、に、いつもとろけるのだった。おー、ヴァレーズは、そんなぼくの気持ちを、わたしの父の生誕以前に理解していてくれていたとは。いままで聴かないでいてごめんね。

ヴァレーズは、フランク・ザッパの最大のリスペクト対象。フランク・ザッパは、ジョン・ゾーンの最大のリスペクト対象。
チャーリー・パーカーもまた、このヴァレーズを同時代的に体験・意識している。
一部の批評家がジョン・ゾーンに驚嘆したのは、そのチャーリー・パーカーの完全マスターぶり、に対して、だった。
ムーンドック、ニュー・ヨークでチャーリー・パーカーと交差している、越境的音楽の先駆的孤高。

今日はECM系のディスクもたくさん聴いた。
浪曲のカセットも聴いたし、
平岡正明と佐久間駿のDJで渚ゆうこもコロンビアに移籍したてのセロニアス・モンクとチャーリー・ラウズの初々しくカッコいい演奏をオリジナル・アナログからのDAT録音で聴いた。

音楽は時代を生きる。


the music i listen today
- MOONDOG (Prestige)1956
- MORE MOONDOG (Prestige)1956-57
- Codona (ECM)
- Milosc & Lester Bowie (Biodro)
- Upojenie / Anna Maria Jopek & Friends with Pat Metheny
- The First Circle / Pat Metheny Group (ECM)
- Rosslin / John Taylor Trio (ECM)
- Suspended Night / Tomasz Stanko Quartet (ECM)

■musicircus


Niseko-Rossy Pi-Pikoe |編集CDR寒山拾得交換会musicircus

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