Niseko-Rossy Pi-Pikoe Review
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2004年01月24日(土) |
フレディハバートの「ソンミ村の歌を歌ってよ」・アンドリューヒル・ナシートウエイツ・パールニルセンラヴ |
ブランキー好きのKくん21さいは、ぼくがブランキーのラスト・ギグに行ってた話をしてからとっても仲良くしてくれて、浜崎あゆみのDVDをこころゆくまで見せてくれます。はまさきの映像はおもろいよなー。 「ジャズってさー、カネもったもてないエロおやじが女の子をだますための音楽みたいじゃんー!」 って、・・・どーゆう教育を受けてきたんじゃ。カネのないもてるエロおやじが女の子と本気になる音楽じゃけん。 よっしゃ、浅井健一に対抗できるジャズCDをトーストしてきてやるけんな。 FMEのライブ、ブラッドメルドーの『ラーゴ』、ONJQ+OE、マシューシップの『nu bop』、ポールブレイの『Alone,Again』、の、5枚だな、まずは。 付録は白石ひとみの。白石みゆきで抜いてちゃいかんよ、いい若いもんが。
▼ コルトレーンの『インフィニティ』はねー、B級サントラとして聴くとよいかも。 この『インフィニティ』は、■嫌いなアルバムというページで「コルトレーンの中で唯一嫌いなアルバム」として扱われてます。このサイトの執筆者はドルフィーも嫌い、ハンコックの暗黒時代も嫌い、ハービー・ニコルスも嫌い、という、わたしがとっても好きなものがすべて嫌いという、親友になりうるお方です。一緒に中古盤屋に行っても、ぜったい奪い合いのケンカにはならないし。 と、ここにフレディ・ハバートの『Sing Me a Song of Songmy』というLPも掲載されてます。 ベトナム戦争の最中の1968年に米軍がソンミ村の村民109人を虐殺した、ソンミ事件を主題にした作品だという。 うえええ、こんなLP、はじめて見るぞ。「ソンミ村の歌を歌ってよ」、なんとも聴きたい作品だ。お持ちのかた、メールください。
▼ 今日はビル・エバンスの『トリオ64』とアンドリュー・ヒルの『A Beautiful Day』■を車に持ち込んで聴いてました。 『A Beautiful Day』のジャケット、これ、さかさまじゃないんですよ。これはもう傑作であることがジャケットからも聴こえてきそうな雰囲気です。 で、実際に、この作品は素晴らしい。ピアノ・トリオを主軸にラージ・アンサンブルがダイナミックに躍動しているもので、凶暴なエネルギーが制御されてうねっている、そのうねりかたがびしっと締まっていてスリリングさがたゆまないのがカッコいいです。
ここで叩いているナシート・ウエイツNasheet Waits。 サックス奏者のマーク・ターナー、ピアニストのボヤン・ズルフィカルパシチ、そしてこのアンドリュー・ヒル、に、起用されていることは要注意です。 この3つのそれぞれ離れたサーキットで開花している才能たちに認められている、このドラマー。 叩きはパワフルかつ切れがよく、リズムのスイッチも抜群に上手いです。
いまジャズですごいドラマーといえば、パール・ニルセン・ラヴ、ギレルモ・E・ブラウン、ナシート・ウエイツ、ジム・ブラックの4人でしょう。
▼ Paal Nilssen-Love パール・ニルセン・ラヴ
ノルウェーの俊英ドラマー、29歳、すでに40枚を越えるCDに参加している。 父親もプロのドラマーであり、両親はStavangerでジャズクラブを経営していたという。 そこで、トニー・オクスレイやビリー・バング、デヴィッド・マレイ、ロナルド・シャノン・ジャクソンの演奏に触れた。 彼にインスピレーションを与えたのは、トニー・オクスレイ、アート・ブレイキー、ジョン・スティーヴンス、ポール・ローフェンス、エルヴィン・ジョーンズ…、さらにアル・グリーン、さらにアル・ジャクソン、さらにさらにミーターズ(The Meters)、トゥーツ・アンド・ザ・メイタルズ(Toots And The Maytals)、リー・スクラッチ・ペリー(Lee Scratch Perry)。
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