Niseko-Rossy Pi-Pikoe Review
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2004年01月14日(水) |
1969年歌謡曲特集(NHKラジオ)・「坊や大きくならないで」 |
わたしは昼間に眠って夜に働いている。そうでもなかったらやっていられない世界だと感じている。目を開けて見る夢のリアル、を、つぶやいてみせていたから中島美嘉は信じられる。はまあゆとかぼあちゃんとか、どうして「さあともに手を振ろう(ナオタロ)」的にステージで、スタジアムで、どうしてみんなで手を振れる世界だと言うのか、ぼくにはわからない。
▼ おとといの夜のNHKラジオ深夜便の特集は1969年歌謡曲特集。
△1.長崎は今日も雨だった/内山田洋とクール・ファイヴ ○2.夜明けのスキャット/由紀さおり △3.ひとり寝の子守唄/加藤登紀子 ◎4.フランシーヌの場合は/新谷のり子 ※5.坊や大きくならないで/マイケルズ ▲6.真夜中のギター/千賀かおる 7.別れのサンバ/長谷川きよし 8.どしゃぶりの雨の中で/和田アキ子 9.夜と朝のあいだに/ピーター 10.熱海の夜/箱崎晋一郎 11.港町ブルース/森進一 印付けちゃった、2−4が本線、鉄板(笑)。
「長崎は今日も雨だった」のオリジナルレコーディングは良くない。前川清が歌いきっていない。小学校2年生だったわたしが聴いた「長崎は今日も雨だった」は、ドリフの8時だよ全員集合で何度も聴いた、前川清の響きわたるようなちからの入った歌い上げだ。 昭和40年代の歌謡曲は、おしなべて、テレビでの実況録音こそが最も素晴らしいもの、である。
南沙織の「17歳」やアグネス・チャンの「草原の輝き」、天地真理の「ひとりじゃないの」沢田研二「時の過ぎゆくままに」…(以下、かなり続く・笑)…、といったものは、放送局を越えてコンプリートでライブ音源をまとめるべきである。 海外のロックやジャズではイギリスの放送局であるBBCの音源が続々CD化されているようだが、NHKや全員集合の音源もかくあるべし。 当時はPTAに眉を顰められていた全員集合、こそは、歌謡曲の黄金期を記録したものであったし、我が日本国の国策としても現在の中高年に活力を与えるものであるとわたしは確信してやまない(どういう言い回しか!、わしが元気になる、つうことじゃ)。
※印の「坊や大きくならないで」は、激化するベトナム戦争にあって歌われたチン・コン・ソン(trinh cong son■)の曲、だそう。
お前が大きくなると いくさに行くの いつかはきっと 血に染まるだろう 坊や大きくならないで そっと眠りなさい
この心情。親になって、親になって何年も経って、そうして、わかるものです。
▼ ずんどこ節について。 氷川きよしも歌っている「きよしのズンドコ節」。 ドリフターズ、小林旭、田端義夫、が、その先達であります。 田端義夫「ズンドコ節(街の伊達男)」は関西ブシによるズンドコ節であり、ほかのは関東ブシのもの。
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