「拳銃ください」 - 2005年02月26日(土) 以前うっかりしていて要らぬ心配をかけてしまったことがあるのでまず始めに書いておかなければいけないんですが、私自身は自殺する予定はありません。 といっても外見には確かに、こういった物騒な宣言をしなければいけない状態なのだよね私は…。はぁ。 物騒で、しかも紛らわしくてすみません。ほんと。 でもちょっとこれは一言書きたいから書かせてくれ。すみません。 先日ニュースになった「拳銃ください」の人が、1年半ほど前から犯行直前まで書き続けていたというブログを見た。 2ちゃんで晒されてたらしいけど、私が見つけたのはそのへんの個人サイトです。 ほんとですよ。ほんとだってば。 まぁ見つけたところはどうでもいいんだ。 ブログは1日1日がめっさ長い上に内容が濃いので1/5ぐらいしか読んでない。 けどそのうち必ず全部読むと思う。 こういうことを言っていいものかどうか。 言うけど。 面白いのだ。本当に面白い。 言うまでもないけど陽気に笑える面白さではなく「うーん、確かにその通りだよね」と唸ってしまう面白さ、 と、彼自身、彼が激しく忌み嫌っている種類の人々と実はそんなに変わらないのではないか、という印象が、読み進めるほどにじわじわと湧いてくる面白さでもあり。 けど基本的には、毎日ほんとに一生懸命になって書いているから面白いんだろうなぁと思う。 この人の切実なエネルギーはひしひしと伝わってくる。 安野モヨコの漫画に似たような人が出てきたな。 漫画の人は交番に押しかけたりはしないけど、援交女子高生とのコミュニケーションの食い違いが重なった結果、成り行きで童貞を失い、そのことで自分の中で大切に暖めていた壮大な使命感のようなものをも失ってしまう。 どうでもいいけどこの漫画の中で、ことに及ぶ前の女子高生がさらりと放つセリフが好きだ。 「やっぱ人間、コレ基本でしょ」 と言っても「拳銃の人も、童貞だからああいう事件を起こしたんだ」なんてアホみたいなことが言いたいわけではないからね。そもそも拳銃の人は童貞じゃないみたいだし。 拳銃の人のブログには自分と共通するポイントが結構あって ・中島義道 ・宮台真司(私はあんまり好きではないけど面白いとは思う) ・やたらそのへんの人に議論をふっかけるけど暖簾に腕押し ・つまり「バカの壁」は自分、ということがわかってるようなわかってないような ・飛行機に思い入れがある ・ナウシカの原作大好きっ子 ・行き詰ったときに母が送ってくれた本は五木寛之「大河の一滴」 とかいろいろ。他にもまだある。 複雑。 でもだからって私は自殺も犯罪もしませんけどね。 ヘタレだもん。 -
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