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2004年09月22日(水)
久米さんのひとこと

「魅力的な人間にならなくては」
『「その人を見るだけで、幸せになれる」ような人になりたい』

こういったのは、今週の月曜日、久々にラジオ番組に生出演し、その放送中に記者会見した久米さん。
(放送中に記者会見というアイデアも久米さんのものだったそう)

今後どんな生き方をしたいか?といったような記者からの質問に、答えたもの。
久米さんのような人でさえ、自らはいまだその域には達していないと考えてるんですねぇ。それだけ難しい、人生の目標なんだろうなぁ

久米さんをテレビで見ると、十分今でも、視聴者からは、ほっとさせるものを持ってると思うけれど。でも、その語った言葉、いまの私にも凄く共感させられました。

僕は、無理してでも明るく、やさしく、元気に人と接してる。せっかく出会ったのだから、貴重な時間をいい時間にしたい
でも僕には、そのウラにあるのは、極度に「嫌われたくない」という感情だと思います。だから、おなかに溜め込んでしまうことも多く、人の批評とか、厳しいこととかは、言わないようにしてしまってる。

ま、自分の事はさておき、久米さんは、そんな中でもきちんと自分の考え方を主張する。そこには、辛口でも辛口と感じさせない、独特の話し手としてのテクニックがある。柔軟性や先見性も凄い。
どこか権力にたいしても、やや茶化したり、軽妙でやさしい口調なのだが、その分、びしっと主張を伝えてる。人を引き付けるものがある。
時にまじめに自らの主張をいう。(ニュースステーションの最終回だったか、「わたしはイラクへの自衛隊派遣は反対です」とまじめに言い切っていたことは印象にのこってる)
同じ辛口でストレートに主張する、田原総一郎さんとはそういう部分が大きく異なる。同じ記者会見で、プロ野球についても、ナベツネさんについても、はっきりと経営者が悪い。古い。ナベツネさんは身を引くべきだと言い切ってた。ニュースステーションの時から思っていたのだけど、常に視聴者の感覚の目線で、とてもわかりやすく、でも、きちんと自分の意見を主張するキャスターだと僕は思ってた。いまいち切れのわるい筑紫さんとは大きく違う。ひと言ひと言に、繊細さを兼ね備えての、軽さ(軽快)な、語り。
僕は久米さんは、小さい時(ザ・ベストテンのころ)からの憧れの存在だけど、こういうところって本当に尊敬してしまう。

久米さんは、自分は「極度のあがり症で小心者」と会見で評していた。
だからこその繊細さ、人を引き付ける魅力があるのではないだろうか?

このことを母に話したところ
「その人を見るだけで幸せになる人?ヨン様のような人のことを言うんよね〜」

とひと言。
いつもなにかとヨン様と比較される、コバルトでありました・・・

その人を見るだけで、幸せになれるような人

僕もかくありたと感じるのだけれどね。まだなかなかです。



コバルト

広島在住
文筆とカメラとここちよい暮らしが好き
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